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魚介類摂取と心血管疾患の関連性

2022年11月17日 by office-k

心血管疾患(CVD)は、世界で1,860万人の死亡を引き起こし深刻な脅威となっている。

いくつかの研究により、魚介類の摂取がCVDリスクを低減する可能性があることが証明されている。ある研究では、女性の魚介類に含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸(N-3PUFA)の摂取がCVDリスクの低下と相関していることが報告されている。
N-3PUFA と CVDリスクの間にはエイコサペンタエン酸(EPA由来のエイコサノイド)関連の抗炎症作用、脂質低下作用、血小板凝集抑制作用、血管拡張作用といったCVD発症を抑制するいくつかの関連性が示唆されている。
ドコサヘキサエン酸(DHA)も好中球の浸潤と抗炎症メディエーター合成を減少させることで炎症反応を抑制する。

様々な研究で魚介類の摂取とCVDリスク低減の関連性が報告されているが、前向きコホート研究を通じてこの関連性を調査したものはわずか。

リンクの研究は、韓国ゲノム疫学研究(KoGES)の10年間の追跡データを用いて、魚介類摂取とCVDの相関を明らかにすることを目的としたもの。
年齢55.65歳(±8.68歳)の成人6565人を対象に、魚介類摂取量三分位群に分け、CVDには、心筋梗塞、冠動脈疾患、うっ血性心不全、脳血管疾患、末梢血管疾患を含んだ。

ベースライン時、魚介類の摂取量が少ない参加者はEPAおよびDHAの摂取量は少なかった。
魚介類摂取量は、性別に関係なく10年間の累積CVD発生率と有意な逆相関を示した。
魚介類摂取量の少なさとCVDリスクの関連は、交絡変数で調整した後では女性参加者で有意に強かった。


これらの結果は、魚介類の摂取を増やすことで中年成人のCVDリスクを改善する可能性を示唆する。

Association between Seafood Intake and Cardiovascular Disease in South Korean Adults: A Community-Based Prospective Cohort Study

・魚介類の摂取量は社会経済的要因と相関していたが、性別とは相関していなかった。
魚介類の摂取量が多い参加者は、栄養素、EPA、DHAの摂取レベルが高く、魚介類の摂取量が少ない参加者は炭水化物の摂取量が有意に高かった。

・10年間の追跡調査では、性別に関係なく、魚介類摂取量の少ない参加者の方が累積CVD発生率が高いことが明らかになった。特に魚介類摂取量の少ない女性は、多い女性よりも有意に高いCVDリスクを示した。
魚介類摂取量の多い参加者はCVDリスクが低く、累積CVD解析では魚介類摂取量の三分位が増加するとCVD発症までの時間が長くなることが示された。

・日本の成人男女のCVD死亡率と魚類およびN-3PUFA摂取量の関連を解析した研究では、魚類およびN-3PUFA摂取量の増加とともにCVD死亡リスクが低下し、CVD発生までの時間が延長することが明らかになった。
地中海沿岸の住民を対象としたCVDと魚の摂取に関する前向き研究のレビューでも、魚の摂取量が増えるにつれてCVDリスクが低下することが報告されている。

・魚介類を介したEPAおよびDHAの摂取量(全食品の中で)は、男性でそれぞれ94.64%および94.44%、女性で95.46%および95.19%だった。
これは魚介類が重要なEPAおよびDHAの供給源であることを示唆している。
魚介類は主にN-3PUFAを含む重要な食事成分で、N-3PUFAに含まれるEPAやDHAは内皮機能の亢進、抗炎症、血液粘度の低下などの作用により、血圧や脂質濃度を下げ、CVDリスク軽減につながる。魚介類の抗炎症作用は動脈硬化、プラーク破裂、CVD死亡率に対して保護作用を与える可能性がる。

・この研究では、魚介類の摂取量が少ない参加者では教育水準と世帯収入が低かった。
魚介類の消費にかかる費用が高く、魚介類の価値に関する知識が限られているため、社会経済的地位が比較的低い個人の間で魚介類の摂取量が少なくなっていることが判明した。
韓国の研究では、経済的地位の低い人は高価なシーフードを他の食品よりもあまり好んで摂取していないのに対し、教育レベルの高い人はシーフードの健康効果や栄養面での利点に対する認識から、高シーフード摂取量を示していることが明らかにされた。
バングラデシュの成人における魚の優先的消費とその要因に関する研究でも同様の結果が報告されている。
アメリカの成人の経済状態と肥満の関係を分析した研究では、低所得者層では肉、魚、新鮮な野菜、果物の消費が少ないことがわかっている。

・栄養密度分析の結果、魚介類摂取量の少ない男女の参加者は栄養密度が低いことがわかった。
一方、炭水化物の摂取量は魚介類の摂取量が少ない参加者で有意に高かった。
この観察は、社会経済的地位と関連していると考えられる。
魚介類の摂取量が少なく社会経済的地位が低い人の食事は、炭水化物の摂取によって高い栄養密度を示した。
韓国のコホートにおいて所得に関連した食品および栄養摂取量を調査した研究では、総エネルギー摂取量に対するタンパク質、脂質、炭水化物の寄与を考慮すると、炭水化物の摂取量が低所得者層で有意に高かった。

・女性においてのみ、魚介類摂取量とCVDのHRとの間に逆相関が観察された。
これは、女性と男性の魚介類とN-3PUFAsの性差による代謝の違いによるものと推測される。
N-3PUFA、EPA、DHAを性別に分け効果を調べた研究では、N-3 PUFAは女性で効果が高く、性ホルモンと血小板活性化を抑制するN-3PUFAの相互作用に差が生じることが示唆された。
男性ではEPAとDHAに効果の差があり、女性では両方に効果があった。
EPA、DHAともに男性よりも女性に対して効果があることが報告されている。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: 心血管疾患, 栄養学

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