この週末も様々な症状を担当させていただき、カイロプラクターとしてとても幸せでした。
ありがとうございます。
印象的だったのはボディビルダーの肩の肘痛。
アームカール時に円回内筋に痛みが出るため高重量でカールできずというご相談。
原因は筋腱部ではなく肘関節外側のインピンジメント症候群。
円回内筋のリリースだけやっていたら治らなかったでしょう。
以前もブログで少し書いた、脊柱管狭窄症の患者さんも非常に良好な状態に。
当初は両手に杖をつかなければ歩けない状態も、現在は杖なしで2キロほど歩いても問題なし。筋肉量が落ちているため疲労が溜まりやすい状態のため、エクササイズの継続を指示する段階に。
カイロプラクティックでは狭窄の構造的問題そのものは解決できないが、ペインコントロールや進行の遅延には効果を発揮すると改めて実感。
もう一例は、外反母趾が危険因子となるため女性でお悩みの方も多いPlantar Plate断裂。
当院では断裂までには至っていないPlantar Plateの慢性炎症の状態の方が多くいらっしゃいます。
Pantar Plateは、中足趾節関節の足底面を支持するI型コラーゲンからなる靭帯。
足趾の背屈における荷重に抵抗し、MTP関節のクッションと支持に役立っている。
足底板は、趾骨が関節から外れないように安定化し、痛みおうよび硬直したハンマートゥ変形が生じないようにするために必要な構造。
Pantar Plateの損傷は外反母趾や炎症性疾患、外傷に起因し、急性と慢性の両方が存在する。まれに第二中足趾節関節の亜脱臼につながることもある。
構造的に負担が大きい(特に外反母趾の場合)ため、Morton神経腫、ストレス骨折、Freiberg梗塞、莢膜変性のとの鑑別が必要。
症状は関節底部の圧痛、MTPカプセルの腫脹、内反尖足。
治療は手術または非外科的治療が選択肢となり、非外科的治療では一般的に足底板断裂の(への)進行を止めることを目的とする。
ヒールを避けたり、足底屈テーピングやカーボンインサートの装着、中足骨パッド、トゥスプリントなどの保存的治療も同時に検討すべきである。
MTP関節へのコルチコステロイド注射は、痛みの改善に効果がありますが、足底板をさらに弱める可能性がある。
上記の症状にかかわらず、筋骨格系の障害でお悩みの方は当院の治療とトレーニングを選択肢として是非ご検討ください。