マインドセットを啓発する箴言系の書物は次から次へと発売されるが、たまに目に留まる輝く一言、一行はどのくらい信ぴょう性があるのだろうか。
多くの書物の内容は書き手の主観または経験、過去の偉人の言葉のトレースであり科学的なデータは見当たらない(それはそれでアリだが)。
そこで、ある程度研究によって明らかにされたエビデンス的に強い箴言を抜粋してまとめてみた。
研究の年代はばらばらで、おおよそアメリカの研究が多いが、時代や国籍、人種問わずに通用しそうな箴言を紹介したい。
【個性】
・自分の内に秘めた狂気に気づけ。気づいたらそれを愛せ。
・自分の強みを知り、その強みに合うフィールドで勝負しろ。
・自分がどんな人間になるかは関わるグループに依存的だ。健康になりたければ健康な人々と付き合うことが最も効率的な体調改善だ。
・真面目なだけでは成功できない。
【組織】
・優等生タイプのリーダーは必要ない。アウトサイダーのリーダーこそ必要。
・公の場で他者を欺くCEOはやがて私生活でじぶん自信を欺きかねない。
・上司対応・・ごますり、無害、嫌な奴の三種類のうち無害にだけはなるな。
・目的意識のある人々の集団を率いるのは内向的な人間のリーダーが適している
・組織内の利己的な人間は、長期的には成功に必要な環境そのものを破壊しかねない(周りにいないか?)
・信頼と協力関係は必要
・受容、思いやり、忍耐が人間関係の焦点
【成功】
・成功者はギバーが多い
・活力とスタミナはやっぱり重要
・何かを極めたければそれ以外の何かは諦めろ。
・良きメンターにつくか、さもなくば全てを捨てて最低一万時間は没頭しろ。
・自分が持っている技術で「誰を助けられるか?」を考えろ。
・成功した天才外科医にもマイケルジョーダンにもプロのコーチがついている。君には?SNSの情報?ご冗談を。
・度重なる失敗にめげずにやり続ける能力は人生の満足度が高いことと関係する
・才能と効率が同等ならより多くの時間を費やすものが勝つ。
・「責任」を自覚する者は過酷な環境でも生き残る確率が高い。
・成功の前に立ちはだかるものを詳細に解析せよ。
・こんな状況に陥ったらゲームをクリアする感覚で取り組め
・本当の幸せは刺激(失敗)がもたらす。簡単にクリアできるゲームを延々とやり続けるバカはいない
・小さない成功を祝え。そしてすぐに次の小さな成功に向けて取り組み始めろ
・ 明確な「ポジティブな言葉」と「ポジティブなストーリー」で自らを励ませ。
【真理】
・正しく諦めることも学べ
・概ね良いモノ・ヒトは役に立たない
・敗者は自ら裏切る
・自分を許すように他人も許せ。時に報復せよ。
・自分への思いやりを育むと他社への思いやりも増す
少々多いが、何かピンとくる一行はあっただろうか?
もしあったら、都合よく拡大解釈して自分にとって都合のいいポジティブなストーリー作りに役立ててほしい。