• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / メタボリックシンドロームにおけるビタミンDの役割

メタボリックシンドロームにおけるビタミンDの役割

2021年6月27日 by office-k

コロナ禍におけるライフスタイルの変化で、ビタミンD欠乏症とそれに関連するメタボリックシンドローム(MetS)をはじめとするさまざまな疾患の増加が予測される。

ご紹介するデータはビタミンD欠乏症とMetSの関連について。
血漿中のビタミンD濃度とMetSの特徴であるグルコース、総コレステロール、低比重リポタンパク質、トリグリセリド、グリコシル化ヘモグロビン、高肥満度との間には逆相関があることが報告されているという。

要点を簡単にまとめてみたのでご参考までに。


Role of Vitamin D in the Metabolic Syndrome


・MetSの有病率はここ数年で増加しており、高齢化だけでなく不健康な食習慣や身体活動レベルの低下などのライフスタイルの変化に伴う肥満率の増加に起因していると言われている。

・ビタミンDは脂溶性のプロホルモンで、カルシウムとリンの代謝や骨格の恒常性維持、骨のミネラル代謝に不可欠な役割を果たしている。ビタミンDの主な供給源はコレカルシフェロールまたはビタミンD3で、太陽光を浴びることでコレステロールを前駆体とする7-デヒドロコレステロールから合成される。

・ビタミンDには、抗炎症作用、抗アポトーシス作用、抗線維化作用、心血管疾患や腎疾患、糖尿病や癌に対する予防作用など、様々な作用機序による多面的な機能がある。

・ビタミンDが欠乏すると、ある種の自己免疫疾患のリスクが高くなることがわかってきました。ビタミンD受容体と1α-水酸化酵素が異なる組織(腎臓、膵臓、前立腺、免疫系)で発現しているという事実は、このビタミンがこれらの組織に作用する可能性を示している。

・ビタミンD受容体は、膵臓のβ細胞、筋骨格や脂肪組織などの末梢組織に発現しており、ビタミンDの欠乏がβ細胞のプロインスリンをインスリンに変換する能力を低下させる可能性がある。

・ビタミンDの血清濃度は地域によって大きく異なる。これはビタミンDの主要な供給源である日光浴の違いに大きく起因している。赤道から遠く離れた地域に住む集団では、低ビタミン血症の頻度が高く、糖尿病やMetSを発症する潜在的なリスクが高くなる。

・糖尿病ではない若年者を対象とした研究では、ビタミンD濃度とMetSの有無との間に逆相関が認められ、肥満とIRの複合的な影響によるものとされている。MetSのリスクが高いと述べている。

・Barbalhoらは、循環器科病棟の患者の80%がビタミンD欠乏症であり、ビタミンD欠乏症の患者の全員がMetSを発症していることを明らかにした。ビタミンD欠乏症の患者では、ビタミンD濃度が十分な患者と比較して、血糖値、グリコシル化ヘモグロビン、総コレステロール、LDL、トリグリセリド、アテローム性指標が有意に高く、肥満度も上昇していることが観察さた。

・Vimaleswaranらは、血漿中の25(OH)D濃度の上昇が、高血圧のリスクを低減する可能性があると指摘しています。

・脂質プロファイル、インスリン抵抗性と高血糖、肥満、高血圧などのMetS関連疾患の治療に有益な効果を発揮するのは、動脈硬化の改善、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系活性、副甲状腺ホルモン濃度、炎症性サイトカインの減少、リポタンパク質リパーゼ活性の増加、リン脂質代謝およびミトコンドリア酸化の改善など、さまざまな生理学的パラメータに対するビタミンDの作用機序に基づくものと考えられる。

・Lemieuxらの研究では、1日5000IUのビタミンDを6ヶ月間補充することで、インスリン感受性と膵臓β細胞の活性が向上することが示された。他の研究では、2型糖尿病患者にビタミンDを50,000 IU/週、8週間補給することで、グリコシル化ヘモグロビンが減少し、膵臓β細胞によるインスリン分泌の増加に関係すると思われるサーチュイン1が増加するという効果が確認された。

・一方でビタミンDの欠乏とMetSに関連する成分との関連性を疑問視する研究者もいる。Mehriらは、長期の追跡調査が行われていないためビタミンD濃度の不足とMetSとの間の因果関係が決定的には確立されていないと指摘している。

・様々な研究者が適切なビタミンDレベルを維持し、それによってMetSと関連疾患のリスクを低減するためには、サプリメントを利用することの必要性を強調している。


私はサプリメントよりも日光浴の重要性を強調したい。
太陽光アレルギーなど皮膚疾患で外出ができない方は積極的にサプリを活用してみてはどうだろう。



Filed Under: health, nutrition Tagged With: メタボリックシンドローム

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

アスリートのオルソレキシア

2025年12月6日 By office-k

健康的な食生活の追求は現代社会において最大の関心事と言っても過言ではない。特に、栄養が身体パフォーマンスに直接影響を及ぼすアスリートにおいてその嗜好性は顕著だろう。一方で、近年では健康的な食習慣を追求するあまり「神経性オ […]

プロバイオティクス摂取とマラソン後炎症パラメータと睡眠の質

2025年11月30日 By office-k

睡眠は生理機能および認知機能を維持するために不可欠で、特にアスリートにとっては身体機能の回復に極めて重要。マラソンのような激しい身体運動は入眠潜時を増加させて総睡眠時間と睡眠効率を低下させ、日中の眠気を増大させる原因とな […]

ゴルファーの肩関節痛

2025年11月29日 By office-k

先日、肩関節の動作痛でお悩みのプロゴルファーがご来院になった。↓画像のように胸を開くポーズを取ろうとすると肩前側に痛みが発生。 肩関節に関連する軟部組織(筋肉、腱、靭帯、神経)に一通りアプローチした後に、肩甲上腕関節の検 […]

閉経移行期以降の女性におけるコーヒーと紅茶摂取と骨密度の関連性

2025年11月25日 By office-k

世界的に骨粗鬆症が公衆衛生問題になっている。最近は50歳以上の女性の約3人に1人、男性の約5人に1人が骨粗鬆症性骨折を経験し、米国では大腿骨頸部または腰椎の骨密度(BMD)が低い50歳以上の成人の数が2030年までに17 […]

後脛骨筋腱周囲炎

2025年11月22日 By office-k

ふくらはぎ、特に足首側が異常なほど重だるいというご相談があった。毎晩のように高強度でマッサージしないと痛くて眠れない状態が、もう10年以上続いているとのこと。 こういった症状で真っ先に疑うのが”後脛骨筋腱周囲炎”(↓画像 […]

©2018 Office-k All rights reserved