• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / 思春期の腸内細菌叢

思春期の腸内細菌叢

2021年8月2日 by office-k

腸内細菌がますます面白い。

腸内細菌叢(マイクロバイオーム)は幼少期〜青年期を通じて変化・発達し続け、腸肝軸、肥満やメタボリックシンドローム、心血管疾患、肝臓疾患、高脂血症や動脈硬化、慢性腎臓病などさまざまな疾患において極めて重要な役割を果たす。

また、腸脳相関を介して神経系の発達にも関係していることが示唆されており、子供時代から食事内容に注意を払い、腸内細菌叢を良好に保つことは中長期的な健康維持において非常に重要。

ご紹介するのは、民族的に均質な思春期前の子どもたちにおける腸内細菌叢の組成、肥満度(BMI)、食事摂取量、社会経済的地位(SES)との関連を明らかにすることを目的にアラブ人を対象にした研究。

BMIが高いほど微生物の多様性が低く、分類学的組成が変化しており、特に低SESの参加者ではCollinsellaが多かった。
多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取は細菌の変化を予測する最も強力な因子であり、LachnobacteriumおよびLactobacillusとの独立した関連性が認められた。

思春期前の発育時期における腸内細菌叢は、子どもの環境、すなわちSESの影響を大きく受ける。BMIと食習慣は微生物の多様性と組成に重大な影響を与えるとしている。

The Associations between Diet and Socioeconomic Disparities and the Intestinal Microbiome in Preadolescence


・マウスモデルを用いた2つの研究では、食事(高繊維質)とプロバイオティクスの介入が慢性腎臓病や高脂血症の進行の改善に因果関係がある可能性が示唆されたが、長期的な食習慣や特定の栄養素が宿主のマイクロバイオームや長期的な健康状態に及ぼす影響については見解にギャップが残ったままである。

・生後20年間の社会経済的要因、食事摂取量と腸内細菌叢の関係は依然として不明瞭であったが、今回のコホートでは最も強い環境的決定要因はSESであり、これはBMIおよび腸内細菌の変化の両方と有意な相関が認められた。SESスコアは腸内細菌群の組成における質的および量的変化を示唆し、さらにPrevotella属とEubacterium属との強い逆相関を含む、最も多くの特徴と強く関連していた。

・いくつかの研究では、Prevotellaと炎症性疾患、インスリン抵抗性および耐糖能異常との関連が指摘されている一方で、特に農村地域において、食物繊維との関連でPrevotellaと耐糖能およびインスリン抵抗性の改善との関連が指摘されており、その有益な効果は食事に依存する可能性が示唆されている。

・SESの低さはBMIスコアの高さと関連し、BMIの高い参加者はMUFAを含む脂肪の割合が高い食事を摂取している傾向があった。SESは、これまでに肥満との関連が指摘されているAdlercreutzia属とAlistipes属および糖尿病との関連が指摘されているDorea属と相関していた。これは、比較的低いSESの思春期前の子供たちにおいて肥満や糖尿病に関連する腸内細菌が集積していることを示唆しており、それらの細菌叢の変化が肥満や糖尿病のリスクに影響を与える可能性を示唆している。

・BMIが高いほどCollinsella属が多くなるなど有意な変化が見られた。Collinsella属は2型糖尿病と関連しており、循環インスリンレベル、関節リウマチ、コレステロール代謝と正の相関があることが示された。

・体重過多および肥満の子どもでは、炭水化物と食物繊維の消費量が正常体重の子どもよりも少なく脂肪の摂取量は増加していた。過剰な高脂肪食や高糖質食などの高カロリー食は肥満の主な決定要因である。特に高脂肪食による肥満は、腸内細菌組成の乱れや微生物の多様性の低下を引き起こす。
肥満の人に見られる腸内細菌叢の変化は、高脂肪・高糖質の食事への対応の結果として腸内細菌と宿主の相互作用から極端に逸脱したものと考えられている。

・肥満の有病率が有意に高い低SES群では、世界中で蓄積されているデータと同様に、肥満の子供の間で細菌の多様性が大幅に減少し、細菌組成が変化していることが検出された。

・PUFAの摂取と腸内マイクロバイオームの組成との間に関連性が見られた。SESの低い子供たちは、1日のエネルギーのうち食事から摂取する脂肪の割合が有意に高く、PUFAsの摂取がLactobacillusとの独立した正の関連、BacteroidesとRikenellaceaeのメンバーとの逆の関連など多くの特徴と関連していた。

・PUFAの摂取は心血管疾患との関連で広く研究されており、特にリノール酸などのオメガ6系脂肪酸の過剰摂取や、オメガ6系/オメガ3系の比率の不均衡は,慢性炎症とともに代謝性疾患の原因となる。

・腸内細菌は消化管における解毒機構として、PUFA由来の中間代謝物を産生することが確認されている。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: 腸内細菌叢

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

メラトニンは男性の翌日の高強度運動パフォーマンスと回復を向上させる

2025年6月21日 By office-k

激しい運動が誘発する炎症、骨格筋損傷、そして筋修復と適応プロセスには、抗酸化物質摂取による回復戦略が用いられるのが近年では一般的だ。 メラトニン(MEL)(N-アセチル-5-メトキシトリプタミン)は激しい運動後の回復を促 […]

妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取と2歳児の神経発達との相互作用

2025年6月18日 By office-k

妊娠と産後2年間を含む生後1000日間は、子孫の脳が急速に形成・発達し、生涯にわたる神経発達の基盤を築く時期。この重要な時期にはニューロンの増殖、遊走、凝集、ミエリン化が脳の構造を形成し、後の認知、運動、言語機能の基礎を […]

ヨガのポーズによる下部腰椎の軟部組織機能低下が生じた一例

2025年6月16日 By office-k

以前ヨガやピラティスに起因する様々なご相談をご紹介したブログ、その後も様々なご相談が相次いでいる。今回のメモはタイトルの通り、ヨガのポーズによる下部腰椎の軟部組織に機能低下が生じた一例をご紹介したい。 患者さんは40代女 […]

ワイン摂取と骨密度

2025年6月12日 By office-k

ワイン摂取の健康効果はローマ時代から知られており、これはポリフェノールの存在に関連している。ポリフェノールの抗酸化・抗炎症性有機化合物はブドウの果皮や種子に存在し、ワインの発酵過程で抽出される。軽度から中程度のワイン摂取 […]

オリンピック女子ビーチバレーボール選手の試合日負荷が代謝および免疫応答に与える影響

2025年6月7日 By office-k

今回のメモは、世界クラスのビーチバレーボールビーチバレー(BVb)アスリートにおける代謝および免疫に関する先駆的な調査をまとめてみたい。ビーチスポーツ全般に関する研究が不足していることや、屋外競技全般に関する研究が不足し […]

©2018 Office-k All rights reserved