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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

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早産児の母親の炎症状態と母乳成分の関連性

2024年2月4日 by office-k

昨年の秋から、産後ダイエットと血糖値改善、ガン手術後の体力回復のためのパーソナルトレーニングをそれぞれ何組か担当させていただいている。
トレーニング開始後の減量および体重コントロール、血液検査の経過は良好で満足いく結果が今のところ続いているが、興味深いことに、年末年始の体重や体脂肪がリバウンドしやすい期間にほぼ全員がストイックな管理を緩めたにもかかわらずリバウンドしなかった、もしくは若干リバウンドしてもすぐに戻ったことだ。
減量体験のある方ならわかると思うが、リバウンドの管理と一度戻ってしまった再度減らすのは意外と難しいもの。
このリバウンド抑制効果、実は前々からある肥満関連疾患に対するアプローチの一環としてため込んでいたアイデアをみなさまの同意のもと試していただいた結果である可能性が高い。
体脂肪産生経路に対する試みなのだが、より多くの疾患や年齢層で同様の結果が出れば確信に変わりそうだ。
トレーニングと減量まではどこでもできるが、リバウンドしづらい体質に変換できるパーソナルジムはなかなかないだろうと思う。
ダイエットにしろ、疾患治療にしろ何かしら具体的な目標があって体づくりを志す方は是非当院のトレーニングと栄養戦略の組み合わせをお試しください。

さて、今回のブログは妊活中、妊娠中女性に是非一読していただきたい内容。
子孫の長期的な健康のためには、妊娠前からの肥満解消が重要であることがお分かりいただけると思う。
妊娠前および妊娠周期の過体重・肥満(ow/ob)の有病率は、過去40年間で大幅に増加している。肥満の高有病率は妊娠糖尿病、高血圧、子癇前症、早産(PROM)、早産(PTL)、帝王切開の高確率と関連することから深刻な問題になっている。

健康体重の女性とow/ob女性の代表的な違いには、血清CRP値の上昇によって示される炎症促進状態がある。妊娠中の炎症レベルが高くなるとインスリン抵抗性が亢進して妊娠糖尿病になり、それに伴って母体や新生児に合併症が生じる可能性がある。
また、炎症性状態は外科的/帝王切開分娩、子癇前症、絨毛膜羊膜炎(絨毛膜;chorio)などの他の疾患と併存していることが多く、これらは胎児の代謝プログラミングに影響を与えて、神経発達に影響を与えたり、小児肥満リスクを高める可能性がある。

しかし一方で、上記のような知見があるにもかかわらず、早産児を出産した母親がow/obを含む炎症状態下にある場合、炎症状態のない母親や炎症状態の少ない母親と比較して炎症マーカープロファイルが変化した母乳を持つかどうかははっきりしていない。。
ある研究では、妊娠前および妊娠周期のow/obを持つ正期産児の母親のMother’s own milk(MOM)では、正常体重の母親のMOMよりもomega-6とomega-3の比率が高い炎症性脂肪酸(FA)プロファイルが示されている。
したがって、MOMの炎症マーカープロファイルは食事介入によって最適化できる可能性がある。

リンク研究は、1,250g未満で生まれた早産児の母親の炎症状態とMOMの炎症マーカーおよびFAsのレベルとの関連を調べたもの。
検討した疾患は、妊娠前のow/ob、糖尿病、絨毛、PTL、PROM、子癇前症、帝王切開分娩。
炎症マーカーはサイトカイン、CRP、遊離コリン。
FAはオメガ6:オメガ3比率、ドコサヘキサエン酸(DHA)、アラキドン酸(ARA)、リノール酸、一価不飽和FA、飽和FA。
妊娠週数中央値27.7週、出生体重850gの母親(42%own/ob)から出産された乳児92例が対象。

【結果】
ベースライン時のMOM CRPはow/obの母親では他の母親より116%高く、ベースライン時「健常群」の母親では他の母親より低かった。
MOMのIL-8レベルは、ベースライン時のchorioとPTLで低かった。
他の個々の炎症状態やグループ化された炎症状態、他のMOM炎症マーカーやベースライン時のFAプロファイルには有意な関連はみられなかった。

【結論】
産後早期(5日目)において、MOM CRP値はow/obのような炎症状態と正の相関を示すことを初めて報告した。経時的な変化率に差はなかったことから、ow/obの状態は調査期間を通してCRP高値MOMと関連していた。
FAプロファイルや他のほとんどの炎症マーカーと母体の炎症状態との関連はみられなかった。
炎症性疾患の少ない母親では、より理想的なFAプロファイルが示唆された。
小規模研究ではあるが、この研究は早産児の炎症マーカーに関する非常に限られた研究に追加されるものであり、脆弱な早産児集団にow/obが及ぼす潜在的影響と、それに続く次世代への影響に関するさらなる研究の必要性を示唆するものである。

Associations of maternal inflammatory states with human milk composition in mothers of preterm

infants

MOMにおける炎症の影響
・ベースライン時および経時的な変化率に若干の違いが見られたが、少なくともサイトカインとFAの観点からは、炎症を起こしている母親のMOMは炎症を起こしていない母親のMOMとよく似ていた。炎症状態を経験しながら出産した母親のMOM、特に産後数週間以降は、健康な母親のMOMと比較的類似していることを示しており、「劣った」MOMを作るのではないかと心配する母親に安心感を与えるものである。

C-reactive protein (CRP)
・炎症状態を経験した母親からのMOM検体では、炎症の少ない正常体重の母親よりもCRPが高値だったことから、胎児環境に影響を及ぼす炎症がMOMを通じて出生後も早産児に影響を与え続ける可能性が示唆された。

・CRPの有意差はベースライン(5日目)で示され、CRPの軌跡は群間差がなかった。すべてのCRP値は時間の経過とともに減少したが、肥満・過体重の母親はより高いCRPを持つ母乳を作り続けた。

・健康な母親ではCRPとDHAレベルの間に負の相関が見られたが、炎症状態を経験した母親では見られなかった。おそらく、炎症性の妊娠状態(ow/ob、子癇前症、糖尿病など)に加えて、出産時(PTLや帝王切開など)の炎症が累積的に影響した結果、より炎症性の強い母親のMOMが産生されてベースライン時のCRP値が高くなッペと考えられる。この影響は産後時間が経つにつれていくらか解消されるものの、炎症を起こしていない母親のレベルに達することはない。
理論的に、このようなMOMの違いが「疾病リスクの世代間伝播」をもたらす可能性がある。

・CRP自体は炎症の原因ではなく間接的指標であり、乳児に吸収されるという証拠はないが、理論的には乳児の消化管組織に結合して影響を及ぼす可能性はある。

・MOMコリンはMOM CRPと逆相関があると報告されているが、このコホートでは同様の相関は認められなかった。全体として、サイトカインなどのより直接的な炎症指標に格差がないことは、心強いことである。

脂肪酸プロファイル

・FAレベルには若干の群間差があった。健康な正常体重の母親は、ベースライン時の飽和脂肪レベルが低くMUFAレベルが高いこと、産後数週間でDHAレベルが上昇することなどFAプロファイルがより良好だった。

・母親の食事摂取は、MOMのFA組成、特に食事脂肪とFA組成に大きな影響を与えることが研究で示されている。食事性DHAを増加させることでリスク集団のMOMを最適化できる可能性がある。
例えば、DHAを増加させることで炎症性MOMに見られるFAの違いのいくつかを打ち消すことができ、おそらく乳児の転帰を改善できる可能性がある。

なんらかの疾患でお悩みの方で、より具体的な栄養マネジメントをお探しの方は当院の栄養マニュアル販売をご利用ください。

Lineまたはメールによるカウンセリングをもとに、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などをパッケージでデザインし、ご提案いたします。
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Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学

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