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血清葉酸値と閉経前女性のMetS

2022年2月20日 by office-k

学芸大学整体院で治療して元気になった女性

パンデミック前から、欧米化したライフスタイルの普及に伴うメタボリックシンドローム(MetS)が世界的な流行病となり公衆衛生を脅かしていたが、コロナ禍の生活様式でさらに有病率は加速している。

MetSは、心血管疾患、2型糖尿病、癌、精神疾患の危険因子となり、また、全身性の炎症を誘発するため様々な内臓疾患や筋骨格系症状の病院ともなり得るため予防と管理が非常に重要。
MetSの病態は完全には解明されていないが、遺伝的要因、環境要因、栄養的要因(微量栄養素を含む)が相互に関与していると考えられている。

今回のブログは、閉経前女性のMetSに焦点を当てたデータを簡単にまとめてみたい。
閉経前の女性におけるMetSの有病率は閉経後女性よりも低い。
しかし、閉経前に発症した代謝異常は閉経期までの移行期間に進行する可能性がある。
危険因子の中でも栄養因子は管理することが可能な分野なので、ちょっとしたデータを知ることもMetSの予防管理に役立つだろう。

葉酸はビタミンB9とも呼ばれ、豆類、緑葉野菜、レバー、スプラウトなど様々な食品に含まれている。
それらの食材の少ない食事は、葉酸欠乏につながる可能性が高くなる。
また、アルコール依存症、薬物、遺伝性疾患も葉酸欠乏の原因となる。

一般に、成人の葉酸摂取推奨量は400μg/日。

葉酸の摂取量が多いことと、MetSを罹患している過体重/肥満の高齢者における代謝パラメータの改善と関連しており、さらにBMI、体脂肪率の増加は閉経後女性における血清葉酸濃度の低下と有意に関連していることが過去の研究で明らかになっている。

しかし、閉経前女性における血清葉酸濃度とMetSおよびその構成要素との関連に関する研究はいまだ不足している。

リンクのデータは、韓国国民健康栄養調査データで1730人の閉経前女性を対象に血清葉酸濃度とMetSの関連性を調査することを目的としたもの。

参加者の平均年齢は35.9歳、BMIは22.7。

MetSの有病率、腹部肥満、高TG、低HDL-Cは葉酸値の高い順に少なくなっていることが示された。
高血圧および空腹時高血糖の有病率において有意差は認められなかった。
韓国の閉経前女性では血清葉酸濃度はMetSのリスク上昇と逆相関していた。
閉経前女性の血清葉酸レベルを改善することによって、MetSを予防および管理できることを示唆していると結論。

Inverse Association of Serum Folate Level with Metabolic Syndrome and Its Components in Korean Premenopausal Women: Findings of the 2016–2018 Korean National Health Nutrition Examination Survey

・韓国人閉経前女性サンプルにおいて、血清葉酸値とMetSおよびその構成要素との関連性を検討した。
潜在的交絡変数で調整した後、血清葉酸レベルは閉経前女性のMetSおよびその構成要素(高FPGを除く)と逆相関していた。

・以前のメタアナリシスでは、葉酸はFPGに影響を与えないが、インスリンレベルを低下させることでインスリン抵抗性を改善することが示されている。
血清葉酸とFPG値は関連を示さないという今回のの結果は以前のメタアナリシスの結果と一致する。

・小児と青年を対象とした最近の研究では、肥満とMetSを有するグループで葉酸レベルの有意な減少が確認された。
さらに、高齢者を対象とした最近の研究では、葉酸摂取量の多さがMetSスコアの低さと関連している可能性が示唆されている。


・葉酸レベルが閉経後女性における代謝パラメーターと関連していることも示されている。BMI、体脂肪量および体脂肪率の増加が、閉経後女性における血清葉酸濃度の低下と有意に関連していることを明らかにした研究もある。
また、高用量葉酸投与が閉経後女性の血圧と酸化ストレスを減少させたと報告した研究も複数ある。

・今回の結果は、それらの関連性が閉経前の女性にも当てはまることを示唆している。

・血中の高レベルの循環ホモシステインは心血管内皮と平滑筋細胞を損傷し、内皮機能障害と動脈硬化を引き起こす可能性がある。葉酸はホモシステインの代謝に最も不可欠な成分の1つであるため、葉酸欠乏は高ホモシステイン血症を引き起こす可能性がある。
まや、葉酸は一酸化窒素の合成とバイオアベイラビリティを高めることにより、内皮機能を直接改善しうることが研究で示唆されている。

・葉酸などのメチル供与体が、全身の炎症と酸化ストレスを軽減することも重要な点。
MetSとそれに関連するインスリン抵抗性は慢性的な低悪性度炎症。
今回の研究では、炎症のマーカーとして広く考えられている白血球数が血清葉酸レベルの増加に比例して減少する傾向があった。
他の研究でも、葉酸濃度が炎症と酸化ストレスレベルに全身的に影響を与えることが示されている。


手軽に手に入る葉酸で、閉経前からMetSを予防および管理できることを示唆している。


Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: メタボリックシンドローム, 葉酸

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