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FFDでADHD児の身体的不定愁訴が減少

2022年7月25日 by office-k

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、小児の6%で診断され、ADHDを持つ子供の少なくとも60%は成人期まで症状が持続する。
自閉症スペクトラムなどの他の精神障害もしばしばADHDと併発し、胃腸や泌尿器系の問題などの病状も観察される。

また、ADHDの症状と、喘息、食物アレルギー、睡眠障害、肥満、感染症などいくつかの身体疾患との間に有意な関連性があることが示されている。

ADHDにはさまざまな遺伝的要因や環境要因が関与している可能性があり、栄養面が大きな影響を与える環境リスク要因になりうることが研究で示されている。
ADHDに対するFew food diet(FFD)の効果を調査した試験では、5週間のFFDを行った後にADHDの症状が著しく減少する可能性があることが示されている。
この結果は、FFDを実施した後に臨床的に適切な行動の改善、すなわちADHD評価尺度(ARS)で少なくとも40%の症状減少を示したADHDの子どもは、食物誘発性ADHDと診断できることを示唆している。

FFDのADHDへの影響を調べた先行研究では併発してる身体的愁訴(頭痛、喘息、鼻炎、胃腸障害)への影響も評価され、FFDの実施後にこれらの愁訴の一部が減少したことが報告されている。

リンクの研究は、身体的愁訴に対するFFDの効果をさらに調査するため、以前発表された研究(RCTである「Impact of Nutrition on Children with ADHD」[INCA]および非盲検試験である「Biomarker Research in ADHD: the Impact of Nutrition」[BRAIN])の未発表データを解析したもの。
両試験において、FFDとADHD、および身体的愁訴との関連性を評価。
子どもたちは5週間のFFDを行うか(INCA FFDグループとBRAIN参加者)、健康的な食事のアドバイスを受けるか(INCA対照グループ)どちらかを選択。
試験の開始時と終了時に、ADHD評価尺度と身体的苦情に関するアンケートを記入。
INCAの結果では、21の愁訴のうち10について、FFDグループがコントロールグループと比較して臨床的に減少を示した。
身体的愁訴の減少とADHD症状の減少との間に関連は検出されなかった。
体温調節の問題、胃腸の愁訴、湿疹、睡眠問題の減少とFFDの関連性を示唆する結果だった。

RCT(臨床試験)と非盲検試験(BRAIN)を含むこの研究結果は、ADHDの子供たちがFFDを実施した後に、いくつかの身体的愁訴が臨床的に適切かつ統計的に有意に減少することを示していると結論。

Physical Complaints Decrease after Following a Few-Foods Diet in Children with ADHD

・INCA RCTのデータを分析した結果、FFDは対照群に比べ愁訴が存在する確率を減少させることが示された。
21の愁訴のうち10が、FFD群では対照群と比較して臨床的に関連性のある減少を示した。
10件のうち7件は統計的に有意だった。

・異常な喉の渇き、異常な発汗(夜間または昼間)、高体温はTstart時に最も優勢な愁訴で、最大効果と最も低いp値を示した。
さらにTend時の身体的愁訴の総数は、FFD群では対照群に比べ有意に減少していた。

・対照群と比較してFFD群でESが中~大となったのは、腹痛、異常な喉の渇き、異常な発汗(夜間・昼間)、高体温、湿疹、顔のしみ、耳の赤み、疲労感、下痢、鼓腸、寝付きが悪い、寝起きが悪い、であり、異常な喉の渇きは統計的に有意だった。

・両RCTにおけるFFD群と対照群の個々の愁訴結果を比較すると、INCA RCTと2010 RCTの両方で、異常な喉の渇き、異常な発汗(夜間または昼間)よく暖かい、湿疹、下痢、鼓腸、寝付きが悪い、が中~大きなESを示した。

・両RCTの臨床的意義のある結果をまとめると、ADHDの子どもにおいて、FFDと特定の併存する身体的愁訴(異常な口渇、異常な発汗(夜間または昼間)、よく温まる、湿疹、下痢、鼓腸、寝起きの問題)の減少との関連が示された。特に、体温調節の問題や胃腸問題の減少とFFDとの関連は注目に値する。
調節の問題(異常な喉の渇き、異常な発汗(夜間または昼間)、よく温まる)は、INCA研究に参加した子供の22~5656%がTstart時に報告していた。これらの訴えは、対照群と比較して、INCA FFD群では臨床的に適切な減少を示した。

・体温調節の問題は、ストレスによって引き起こされる交感神経の活性化の増幅に起因している可能性がある。

・小児疾患における微生物学的ディスバイオーシスの影響を考慮すると、ストレッサーは、食事の変更の結果として解消された腸内細菌叢ディスバイオーシスと関連している可能性がある。

・INCA試験参加児童の9.6~22.9%がTstart時に胃腸障害(下痢と鼓腸)を報告した。両愁訴は、FFD群では臨床的に有意に減少した。
INCAの RCTと2010年のRCTの結果を合わせると、胃腸障害の減少とFFDの関連性が指摘できる。しかし、これらの結果を確認するためにはより多くの胃腸障害のある児童を含む研究が必要。

・BRAIN試験の結果は、体温調節関連の愁訴、胃腸の愁訴、睡眠の問題が、TstartとTendの間で有意に減少することを示した。BRAIN試験の結果は、RCTの結果を裏付けるものであり、ADHDの子どもで報告された特定の愁訴の減少とFFDとの間に臨床的に関連性があり、統計的に有意な関係があることを指摘している。

・BRAIN試験で追加された2つの愁訴(日中の尿失禁と便失禁)のうち、「便失禁」はTstartでは5人(6.3%)、Tendでは0人(0%)で報告されている。この顕著な減少は、便失禁に対するFFDの効果についてさらなる研究を必要とする。
BRAIN研究に参加した子どもたちもFFD終了時に正常な便の種類が増加し、便の回数が減少していることが示された。FFD後の便の頻度の変化は、腸内細菌叢組成の変化を示している可能性がある。食事の変化は腸内細菌に大きな影響を与える可能性があり、身体的愁訴には腸内細菌が役割を果たすことが多いため、FFDの食事の変化がADHDの子どものマイクロバイオームと身体の健康の両方に影響を与える可能性が考えられる。

・本研究では、ARS反応とアレルギー検査結果やアトピー体質の有無との間に有意な関連は認められませんでした。
これらの結果は、ARS反応者において、アレルギーやアトピーの併存がADHDの根底にないことを示唆している。

・上記いずれの結果も研究規模が小規模のためより大規模な試験が必要。

ある研究のFew food dietの食品例

米、七面鳥、野菜(ニンジン、エンドウ豆トウモロコシ、ジャガイモ、キャベツ、ビート、カリフラワー、ブロッコリー、スプラウト、レタス、芽キャベツなどアブラナ科の野菜)、オリーブオイル、ギー(澄ましバター)、塩、カルシウムを加えた飲料と水、ラム肉、バター、小麦、蜂蜜 オリーブオイル、りんご、バナナ、梨などの果物。

Dash、地中海色に近い形式でも中程度の強度でADHDに有効性が観察されている。
食品の選択をもう少しアレンジしてサプリメントも活用すれば、より細かく食事をデザインすれば身体的愁訴をさらに減少させられるかもしれないという印象。
お子様がADHDでお困りの方で、栄養戦略をお求めの方は当院にご相談ください。

Filed Under: Mental health, nutrition Tagged With: ADHD, 栄養学

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