• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / nutrition / 小児の食事パターンとインスリン抵抗性

小児の食事パターンとインスリン抵抗性

2022年10月12日 by office-k

食事は、インスリン抵抗性(IR)などの肥満関連疾患の制御・予防に役立つ修正可能因子の一つ。
健康的な食事パターンは、子供と成人の両方において心血管疾患、2型糖尿病、メタボリックシンドロームおよびIRといった疾患リスクの低下と関連付けられている。
小児では、健康的な食事パターンをより多く守ることが、より良い心血管系の健常性、メタボリックシンドローム、高血圧またはIRの低リスクと関連していることいくつかの研究で報告されている。

現在、食事の質や健康的な食事パターンの順守状況を評価するためにいくつかのスコアや指数が利用されている。

高血圧を止める食事法(DASH)や2015年に更新された健康的な食事指標(HEI)(HEI-2015)は、アメリカ人の食事ガイドラインの遵守度を評価するための食事指標の一つで、世界的に多くの研究で使用されている。
スペインはDASHとHEIが大人と子供の両方の集団で使用されている国の1つ。

小児のIRに関するシステマティックレビューによると、多くの研究は思春期に焦点を当てており10歳未満の小児に焦点を当てた研究はほとんどない。
これは、インスリン抵抗性が思春期中期にピークを迎え、この年齢層に焦点を当てた研究が多いためと考えられる。
しかし、思春期における正常な発達に伴うインスリン感受性の生理的低下により、IRおよび関連合併症が増悪する可能性があるため、思春期前の小児のIRを研究することは特に重要であるとの指摘もある。

しかし、小児における食事の質指標とIRに関する研究は少ない。


リンクの研究は、小児における様々な食事の質指標とIRとの関連を調査し、IRの低リスクと関連する食事の質指標を特定することを目的としたもの。
栄養対策や介入の成功率を向上させるのに役立つと思われる。

854人の学童(8~13歳)を対象に、3日間の食事を記録。
食事内容の評価と、空腹時血糖値とインスリンを測定し人体計測データを収集。
食事の質の指標として、Healthy Eating Index-2015(HEI-2015)、Dietary Approaches to Stop Hypertension(DASH)、調整DASH(aDASH)を算出。

結果、IRの有病率は5.5%で女子で高かった。
HEI-2015とDASH平均スコアはそれぞれ59.3点と23.4点で、男子は両指標で低スコアだった。
女子ではHEI-2015スコアが33パーセンタイル以上でIRのリスク低下と関連していた。

HEI-2015スコアが高い健康的な食事パターンの順守は、学童、特に女子においてIRリスク低減と関連していると結論。
DASH食の遵守については、本研究ではIRとの関連は観察されなかった。

小児層でHEI-2015指数に基づく健康的な食生活を推進することは、IRを減らし、その結果2型糖尿病やメタボリックシンドロームの発症を予防することにつながると考えられる。

Association of Healthy Eating Index-2015 and Dietary Approaches to Stop Hypertension Patterns with Insulin Resistance in Schoolchildren

・890人の学童において、HEI-2015の遵守は、女子においてIRリスクの低下と関連するが、男子においては関連しないことが観察された。
DASH食の高遵守率は、男女ともにIRと関連していなかった。
IR有病率は男子より女子で高く、これらのデータは学童を対象とした他の研究で得られたものと一致する。これは、思春期の発育が男子に比べて女子で早く起こるためと、男女間のホルモンレベルの違いによるものと思われる。

・今回の結果では、HEI-2015の遵守はIRの保護因子であり、これは成人に行われた他の研究と一致している。HEIを遵守するほどHOMA-IRが低下することを成人集団の研究で観察他研究もある。さらに米国の成人男性集団では、HEIはHOMA-IRを含む様々な心血管パラメータと関連していた。

・HOMA-IRとHEI-2015のスコアの関係
メカニズムの一つとして、食物繊維を豊富に含む植物性食品の摂取量に応じたスコアリングが挙げられる。
不溶性食物繊維は食後の満腹感を改善し、食欲を減退させる。
水溶性食物繊維は、炭水化物や栄養素を捕捉して吸収を低下させ、胃からの排出を遅らせることで食後の血糖値反応を低下させると考えられる。
さらに、腸内で発酵することで腸内細菌の質を向上させて短鎖脂肪酸の産生が増加、交感神経と副交感神経を調整し、ひいては糖代謝やIRを調節することが期待される。

HEI-2015には脂肪とその質に言及した項目もある。
飽和脂肪酸(SFA)は一価不飽和脂肪酸に比べて筋肉に蓄積されやすく、細胞内脂質の蓄積の増加を通じて筋肉内のIRを増加させる可能性がある。
また、長鎖SFAは不飽和脂肪酸に比べてトリアシルグリセロールよりもジアシルグリセロールに取り込まれやすく、炎症とIRを増加させる可能性がある。

加糖のスコアがマイナスになっていることにも注目したい。
糖質の高摂取は糖質負荷の増大を招き、β細胞機能障害、炎症、IRを引き起こす。

・今回の結果で、多くの学童が質の高い食事をしていないことが観察された。
さらに、年長の学童は食事の質の指標でより悪いスコアを示し、赤肉、砂糖入り飲料、ナトリウムをより多く摂取している。インスリン抵抗性は年齢と関係があり、すなわち年長の子どもはIRが多く、これは思春期に観察されるインスリンピークと一致する。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: インスリン抵抗性, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

血管老化と心血管疾患と戦うための腸内細菌叢の標的化

2025年9月7日 By office-k

ラクトバチルス、ビフィドバクテリウム、フィーカリバクテリウムといった有益な細菌株由来プロバイオティクスは、血管老化と心血管疾患(CVD)を軽減する上で有望性が示されている。これらのプロバイオティクスは免疫機能を高め、炎症 […]

Violinistの片側性筋骨格系症状複合体

2025年9月1日 By office-k

今回ご紹介するケースをメモに残す上で適切な医学用語がなかったため、”片側性筋骨格系症状複合体(Unilateral Musculoskeletal Symptom Complex:UMSC)”という言葉を新たに作った。U […]

アスリートのウォームアップにおけるマッサージガンとフォームローラーの影響

2025年8月23日 By office-k

パフォーマンスの向上と怪我のリスク低減を目的とする運動前のウォームアップは、伝統的なウォームアッププロトコル、いわゆる体温、筋弾力性、神経活動の増加のために有酸素運動、ダイナミックストレッチ、および可動性エクササイズが用 […]

アスリートパフォーマンスにおける天然ジュースの効果

2025年8月17日 By office-k

近年、潜在的な抗酸化作用、抗炎症作用、エルゴジェニック特性により、スポーツ栄養学における天然ジュースの応用が関心を集めている。特に長時間または高強度運動は酸化ストレスと筋損傷を増加させるため、アスリートは回復をサポートし […]

思春期のエナジードリンク摂取とうつ病

2025年8月16日 By office-k

思春期は身体、感情、社会性が急速に発達する重要な時期で、この時期の生活習慣は将来の健康に長く影響する。近年、日本では若者の精神疾患が急増しており、不安症とうつ病がその代表的な症状。 お隣韓国の研究で、10代の精神的健康に […]

©2018 Office-k All rights reserved