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心血管系疾患と全死亡リスクに対するうつ病と不健康な食生活の相互作用

2022年12月5日 by office-k

「通勤中に倒れた人がいて心臓マッサージを行い救助した」
医療従事者の患者さんから、頻繁にではないけど定期的に聞くお話の一つ。

世界的な心血管系疾患(CVD)の罹患率の増加は、ライフスタイルや心理的な危険因子など、複数の修正可能な危険因子に大きく起因していると考えられている。

心理的危険因子の一つであるうつ病は、一般に非常に多く見られるようになった心理的疾患で、心血管疾患の発症と進行に重要な役割を果たす。
複数のメタアナリシスのでは、うつ病が急性心筋梗塞(AMI)や虚血性心疾患(IHD)などの心血管疾患(CVD)の発症リスクを高めることが示され、うつ病と死亡率の正の関係はコホート研究によって一貫して報告されている。

野菜、果物、ナッツ、大豆、不飽和脂肪の不足を特徴とする不健康な食事もまた、心血管系疾患のもう一つの重要な修正可能な危険因子。
Alternative Healthy Eating Index (AHEI)は多くの疫学研究において不健康な食事のを評価するために使用されている。
4215人のうつ病患者を対象とした研究では、AHEIスコアが低い人ほどうつ病再発リスクが高かった。
また、米国の74,930人を対象とした研究では、AHEIのスコアが25パーセンタイル高いほどCVDのリスクが10~20%低いことが示された。
最近の横断的研究では、炎症特性を持つ不健康な食事がうつ病症状とCVDリスクの関係を部分的に媒介することが示されている。

過去のエビデンスから食事要因とうつ病の相関は双方向的であることが示唆されており、不健康な食事要因は飽和脂肪の過食や体重増加によりうつ病発症リスクを増加させる一方、うつ病は神経内分泌ホルモンの変化や炎症性サイトカインの上昇を介してCVD危険因子(例:肥満やインシュリン抵抗)の発症を誘発して心血管系イベントリスクを増加させると考えられる。

しかし一方で、うつ病と不健康な食事要因の影響と、CVDリスクと全死亡との関連を調べた大規模コホート研究はほとんどない。

リンクの研究は、心血管疾患(CVD)発症および死亡に対するうつ病と食事の相互作用を明らかにすることを目的とした中国の研究。
45の都市部と70の農村部から35~70歳の参加者を募集したPURE(Prospective Urban Rural Epidemiology)-Chinaコホートからの40,925人が対象。
うつ病はCIDI-SF(Adapted Short-Form)により測定した。

結果
中央値11.9年の追跡期間中,不健康な食事群ではうつ病が複合転帰、CVD、全死亡リスクを有意に上昇させたが、健康な食事群は上昇しなかった(45~55歳と55~70歳、男女、都市部と農村部に住む参加者)。
サブグループ解析および感度解析においても、複合転帰に対するうつ病と食事の相互作用は統計的に有意だった。
野菜と多価不飽和脂肪酸の摂取は、食事とうつ病の相互作用に最も寄与していた。
うつ病患者は短命とCVDを避けるために、健康的な食事、特に野菜と多価不飽和脂肪酸に焦点を当てるべきだと結論。

Interaction of Depression and Unhealthy Diets on the Risk of Cardiovascular Diseases and All-Cause Mortality in the Chinese Population: A PURE Cohort Substudy

・成人うつ病患者はCVD発症および全死亡リスクがより高いことを観察した。
健康的な食事はリスクの低減に役立ち、不健康な食事は複合転帰、CVD罹患、死亡リスクを有意に増加させた。
うつ病と食事の相加的および相乗的な相互作用はアウトカムに対して有意であり、35~45歳の参加者を除く主要な下位集団において同様だった。

・不健康な食事をしている人は炭水化物の摂取量が多く、タンパク質、果物、ナッツ、白身肉、食物繊維、多価不飽和脂肪酸の摂取量が少ない傾向にある。
野菜と多価不飽和脂肪酸の摂取はアウトカムに対する食事とうつ病の相互作用により寄与していた。


・追跡期間の長い大規模コホートを活用し、うつ病と不健康な食事の相互作用によってCVD/死亡のリスクが1.17倍になり、相互効果におけるリスクの46%を占めることを明確に示した。これはこの分野の研究では初めての試みであり、本研究の大きなメリットとなる。


・レビューの結果、高齢の急性冠症候群生存者において、不健康な食事(地中海食スコア下位3位)がうつ症状患者のCVD再発またはCVD死亡率への悪影響を示し、健康な食事(地中海食スコア上位3位)がその影響を打ち消すことを示した研究が見つかった。

・食事の炎症特性が抑うつ症状の影響を媒介することが明らかになった。うつ病と不健康な食事(特に野菜と多価不飽和脂肪酸の不足)がCVDsと全死因死亡の追加リスクを増加させるという相互作用の可能なメカニズムは、血小板の過剰活性化と血管内皮機能障害によって説明できるかもしれない。循環炎症サイトカインレベルの上昇がCVD主要危険因子の一つである動脈硬化を促進すると考えられる。

・メタアナリシスでは、抑うつ症状の軽減と健康的な食事摂取の間に有意な関連があることが分かっている。健康的な食事をすることでうつ症状が改善され、CVDや死亡リスク低下すると考えられる。

Filed Under: a day in the life Tagged With: うつ病, 心臓病, 栄養学

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