• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / プロバイオティクスと認知機能

プロバイオティクスと認知機能

2023年8月1日 by office-k

今回の記事は、腸脳軸に関する興味深い研究をご紹介したい。

近年、若年者および高齢者問わず、認知機能の健康問題が重要な関心事項となっている。
高齢者は2050年までに世界人口の5分の1以上を占めると予想され、加齢に伴う認知機能低下に悩む高齢者の数は増加すると容易に予想できる。

認知機能低下は、遺伝的、環境的、生理的、心理的、社会的、生活習慣的、食習慣的要因の組み合わせなど認知機能低下の原因は複数あるが、加齢による微生物多様性の低下による腸管バリア透過性の阻害が潜在的な要因の一つとして注目されている。
最近の研究では、腸内細菌叢が脳機能と行動に影響を及ぼすことが明らかになっており、この腸脳軸は消化管の筋肉、感覚、分泌経路を維持するだけでなく、脳の成長、機能、行動にも影響を及ぼす。
若年者に比べて高齢者は有益な微生物叢、特にビフィズス菌と乳酸菌の量が少ない。
プレバイオティクス(有益微生物の増殖を刺激する難消化基質)の摂取は高齢者の有益な腸内細菌叢のレベルを上昇させる。
プロバイオティクスサプリメントは、TLR4とRIG-Iを介するNF-κBシグナル伝達経路と炎症反応を抑制し、高齢SAMP8マウスの認知機能を改善することがわかっている。
腸内細菌叢を調整するためにプレバイオティクスやプロバイオティクスを医薬品として使用することへの関心が高まっている。

一方で、プレバイオティクスやプロバイオティクスの認知機能への効果に関するレビューはいくつか行われているが、一貫した結論は得られていない。

リンクの研究は、認知機能における非食事性プレ/プロバイオティクスの役割を理解するために、2011~2014年のNHANES(National Health and Nutrition Examination Survey)のデータを収集し、米国高齢者における非食品プロ/プレバイオティクスの使用と認知機能との関連を分析したもの。
認知機能は、Digit Symbol Substitution Test(DSST)、Animal Fluency Test(AFT)、Consortium to Establish a Registry for Alzheimer’s Disease(CERAD)および3つのテストのZスコアを合計して算出した複合Zスコアで評価。

結果
非食事性プロバイオティクスまたはプレバイオティクスを使用している男性参加者は、β係数0.64で、包括的認知機能(sum.z)が高い傾向があった。
非食事性プロバイオティクスまたはプレバイオティクスは男性の認知機能障害に対する保護因子である可能性がある。
男性のsum.zに対する非食事性プロバイオティクスまたはプレバイオティクス治療(ATT)の平均治療効果は統計的に有意だった。

この研究により、非食事性プレ/プロバイオティクスの使用は、米国高齢男性の認知機能を改善する効果的な方法であることが明らかになった。

Association between Nonfood Pre- or Probiotic Use and Cognitive Function: Results from NHANES 2011–2014

・人口統計学的因子および潜在的交絡因子の調整前後の両方において、プレまたはプロバイオティクスの使用が、特に男性において包括的認知機能(sum.z)と有意に正の相関があることを見出した。

・肥満は、非食事性プレ/プロバイオティクスの使用と認知機能との関連を有意に変化させた。

・プレ/プロバイオティクスの使用と認知機能との関連を調査した過去の研究結果が一貫していないのは社会人口統計学的特性が異なるか、サンプルサイズが小さいためかもしれない。この分析では、非食事性プレ/プロバイオティクスの使用は包括的認知機能を改善することがわかった。
この研究は全米規模の調査でサンプルサイズが大きいため、信頼できるエビデンスが得られた。

・人口統計学的特性(性別、年齢、民族性、BMI)によるサブグループ解析を行った結果、男性およびBMIが25未満の白人は、非食事性プレ/プロバイオティクスの使用がより効果的であることがわかった。

・エストロゲン濃度が高い高齢女性ほどアルツハイマー病リスクが高いことはよく知られている。認知機能において観察される性差は、腸内細菌叢によって調節される性ホルモンの代謝によるものかもしれない。女性の認知機能障害の予防戦略には、他の介入手段を考慮する必要がある。

・肥満が認知機能を低下させることを示唆するエビデンスもあり、肥満がプロバイオティクスやプレバイオティクスの効果を阻害する可能性も推測される。肥満は代謝障害であり腸内細菌叢異常と関連しているため、腸内のプレバイオティクスやプロバイオティクスの機能に影響を及ぼす可能性がある。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: プロバイオティクス, 認知機能

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

Case Report:棘下筋の退行変性

2025年9月17日 By office-k

今回のメモは、棘下筋の退行変性(炎症、萎縮、癒着、硬縮)が患部及び肩甲骨周辺(背中、首)に関連痛を引き起こしていた症例を簡単にまとめてみたい。 患者さんは40代男性。ベンチプレスのボトムで力を入れた瞬間に肩に痛みを感じ、 […]

ラットにおける高脂肪食誘発性腎損傷:タルトチェリー補給の役割

2025年9月14日 By office-k

肥満が世界的にパンデミックレベルに達している。 肥満はアディポネクチン、レプチン、レジスチン産生を介して直接的、また肥満関連糸球体症の病理との関連を通じて間接的に慢性腎臓病(CKD)になりやすい体質を個人に与え、アテロー […]

閉経時期に対する栄養と生活習慣の影響に関する包括的分析

2025年9月11日 By office-k

世界的な自然閉経の平均年齢(ANM)は通常48歳から52歳とされ、閉経移行期は女性に長期的な健康上の大きな影響を与える。45歳以前に起こる閉経、いわゆる早期閉経は骨粗しょう症、心血管疾患、2型糖尿病、うつ病、および総死亡 […]

血管老化と心血管疾患と戦うための腸内細菌叢の標的化

2025年9月7日 By office-k

ラクトバチルス、ビフィドバクテリウム、フィーカリバクテリウムといった有益な細菌株由来プロバイオティクスは、血管老化と心血管疾患(CVD)を軽減する上で有望性が示されている。これらのプロバイオティクスは免疫機能を高め、炎症 […]

Violinistの片側性筋骨格系症状複合体

2025年9月1日 By office-k

今回ご紹介するケースをメモに残す上で適切な医学用語がなかったため、”片側性筋骨格系症状複合体(Unilateral Musculoskeletal Symptom Complex:UMSC)”という言葉を新たに作った。U […]

©2018 Office-k All rights reserved