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カルニチンとCOVID-19への感受性および重症度の関係

2021年12月2日 by office-k

新型コロナウイルス予防の記事

オミ株が発見されコロナ用の飲み薬が日本の製薬会社も含め多くのメーカーが臨床試験にかけているが、完成は2023頃とのことで、現状ではデキサメタゾンなどのグルココルチコイドのみが、重度のCOVID-19患者の死亡率と人工呼吸を減少選択肢になることが大規模調査で示唆されている。

今日のブログは、そのデキサメタゾンの代替薬として期待されているL-カルニチンについて。

L-カルニチンはグルココルチコイドの生物学的作用の一部、特に免疫調節作用を模倣し、かつ副作用が少ない。L-カルニチンは、HCVおよびHIV感染症において、抗ウイルス作用および抗炎症作用を示すことが明らかになっている。
一方で細胞のエネルギー産生に重要な役割を果たす必須栄養素で、L-カルニチンの分子機能はCOVID-19治療の選択肢となる可能性が示唆されていた。

リンクのデータは、体内のカルニチン濃度とCOVID-19リスクとの相関関係を評価するために、メンデリアン・ランダマイズ(MR)法を用いて、カルニチンのCOVID-19に対する因果関係を調べたもの。

その結果、カルニチン濃度が高いほどCOVID-19の感受性および重症度の低下と関係があることが判明した。
遺伝的に決定されたカルニチン量の1標準偏差の増加は、COVID-19の感受性の低下と関連していた。
カルニチン量は、他の3つのMR法でもCOVID-19の重症度および入院率の低下と関連していた。
IVW法ではその関連は有意ではなかったが、効果の方向性は同じであった。
これらの結果はすべての感度分析において頑健であった。

カルニチン濃度が高いという遺伝的素因は、COVID-19の感受性と重症度を低下させる可能性があると結論。

Carnitine and COVID-19 Susceptibility and Severity: A Mendelian Randomization Study

・最近の研究で、COVID-19の治療オプションとしてカルニチンの可能性が提案されている。
カルニチンにはD-カルニチンとL-カルニチンの2つの形態があり、体内で生物学的に活性なのはL-カルニチンのみである。
L-カルニチンは長鎖脂肪酸を細胞質からミトコンドリア内膜を通ってマトリックスに運び、そこでβ酸化を行う必須のキャリアーである。
L-カルニチンは脂肪酸の代謝に重要な役割を果たし、脂質異常症の改善にアジュバントとして作用する可能性がある。
L-カルニチンは高密度リポタンパク質を増加させ、トリグリセリド、総コレステロール、低密度コレステロールを低下させることがわかっている。脂質異常症はCOVID-19のリスクと重症度に関連していることがわかっている。

また、L-カルニチンは抗酸化物質として免疫系や神経系のメカニズムの調節に関与しており、炎症性因子の発現を抑制する可能性がある。COVID-19に対する治療戦略では、抗酸化物質の補給が推奨されている。
抗酸化物質には、酸化率、グルタチオンレベルを改善し、免疫反応を強化する可能性がある。
また、抗炎症剤がSARS-CoV-2の複製と転写における重要な酵素を阻害する可能性が示唆されており、抗炎症剤は心血管イベントを予防することから、COVID-19に対する治療法の候補としても提案されている。

加えてL-カルニチンは長鎖脂肪酸をミトコンドリアに運び込み、酸化させてエネルギーを産生するという、エネルギー産生に重要な役割を果たしている。
免疫系のエネルギーが増加すれば、ウイルスの感染を防ぐための免疫細胞がより多く作られることになる。

COVID-19の重症患者は、中等症患者に比べてIL-6などの炎症性サイトカインの濃度が高い傾向にあり、サイトカインの濃度が高いことはCOVID-19の予後が悪いこを示す。L-カルニチンは酸化ストレスを防ぐことで、炎症性サイトカインの産生を抑制する可能性があり、COVID-19の患者がサイトカインストームに陥るのを防ぐのに役立つかもしれない。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: covid-19, カルニチン

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