• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 術前補助化学療法を行った乳癌患者におけるカロリー制限の影響

術前補助化学療法を行った乳癌患者におけるカロリー制限の影響

2023年11月4日 by office-k

乳がん(BC)は早期発見と治療法の改善により生存率は上昇している一方で、世界で最も一般的ながんで死亡原因の第5位を占めている。

BCリスクと進行は過体重や肥満(BMI25kg/m2以上)に起因する脂肪細胞機能不全による慢性炎症を通じたシクロオキシゲナーゼ2、腫瘍壊死因子α、インターロイキン1β、アロマターゼ循環レベルの上昇と関連している。
さらに、高血圧、インスリン抵抗性、脂質異常症が加わったメタボリックシンドローム患者は、特に閉経後の女性でBC発症の相対リスクが統計的に有意に高いことが最近のメタ解析で明らかになっている。

複数の前臨床研究で、栄養失調を伴わない通常の食事摂取量の30%減のカロリー制限(CR)ががん遺伝子およびがん抑制遺伝子の制御、抗炎症作用メカニズムを通じてがん細胞の代謝を阻害する可能性を示している。
CRは化学療法(CT)や放射線療法などの通常医療の有効性の増幅とも関連していることが示されているが、BC患者におけるネオアジュバントCT(NACT)中のCRの影響に関する研究はほとんどない。

リンクの研究は、NACTを受けているBC患者に対するCRの影響を評価したもの。
CR介入の栄養学的有効性と安全性も評価している。

NACTとCRを受けた39人の患者が食事療法群として対象になり、CR群はカロリー摂取を30%減らし、化学療法施術前、施術中、施術後の3日間は50%に増加。
同じ治療法を受けた60人の対照群は、WCRFガイドラインに従ったBCに対する一般的な食事勧告に従っただけだった。

結果
CRとNACTの併用はすべての生物学的パラメータ調整後も、NACT単独と比較して腫瘍の大きさとリンパ節の状態において統計学的に有意な治療効果を示した。
人体計測および生化学的解析の両方においてこの介入の有効性および安全性が示された。

CRを遵守した患者は対照群の患者と比較して、乳房と腋窩リンパ節の両方でNACTに対する良好な反応を示した。

Impact of Caloric Restriction in Breast Cancer Patients Treated with Neoadjuvant Chemotherapy: A Prospective Case Control Study


・CRはNACTの効果を増強する可能性があり、良好な忍容性と安全性を示すことが示唆された。具体的には、CRに従った患者は標準食に従った患者よりもpCRを達成する頻度が高いことが観察された。このプラス効果は、病変の大きさや、ER、PR、HER2、Ki67など、NACT反応に強く関連するBCパラメータで調整後も有意なままだった。

・この研究で初めて、CRが腋窩リンパ節の状態に特異的役割を持つ可能性が示された。食事療法群患者の14/23(60.8%)がNACT後にyPN0までダウンステージしたことが観察された。一方、対照群では16/45例(35.5%)がNACT後にリンパ節転移陽性ではなかった。

・乳がん(BC)はインスリン抵抗性および高インスリンレベルと相関する。

・NACTの前に24時間絶食した女性では、血液学的毒性および循環単核細胞のDNA損傷が減少したことが報告された。絶食による細胞毒性作用の低下はRASやAKTシグナル伝達経路など、健常細胞におけるいくつかのがん遺伝子の発現が減少すること、また体内のIGFBP1やケトン体濃度が上昇する一方で、循環インスリン、IGF-1、グルコース・アディポネクチン、レプチン、VEFG、PAI-1、TNFa、IL-6、MCP1が低下することによって説明できるかもしれない。

まとめ
NACT治療を受けたBC患者におけるCRは、乳房pCRおよび腋窩リンパ節転移のダウンステージという点で好ましい影響を与える可能性が示され、従来の治療法と同時に使用できる新たな補助的治療手段となる可能性がある。
BC患者に重大な副作用が発現しなかったことを考慮すると、CT中のCRの栄養学的有効性と安全性が確認され、このアプローチが他のがん治療に拡大する道も開かれた。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

再ウォームアップという考え方

2025年5月24日 By office-k

皆さんは競技やトレーニング前にどんなウォームアップを取り入れているだろうか?長年、ウォームアップはアスリートのパフォーマンスを増強するための重要な要素と考えられてきた。一方で、特定のレジスタンス訓練活動における再ウォーム […]

妊娠中の地中海食遵守と6歳時の子孫の健康状態

2025年5月20日 By office-k

近年、妊娠中女性の栄養が新生児の非感染性疾患の発症に与える影響への関心が高まっている。 地中海食(MedDiet)は周産期合併症を軽減し、新生児のアレルギー性疾患および感染性疾患を予防することが多くの研究で示されている。 […]

ベンチプレス時の偏倚負荷と筋活性

2025年5月17日 By office-k

様々な局面において語られる筋肉量・筋活性・筋力の左右差やアンバランス。アスリートパフォーマンス向上のために、もしくは様々な健康状態を良好に保つためにその解決策を模索中の方も少なくないだろう。 一例としてレジスタンストレの […]

PM2.5曝露後の母ラットにおける腎臓微小血管構造の長期的変化:ビタミンDの影響

2025年5月12日 By office-k

直径2.5 μm未満の微小粒子状物質(PM2.5)が、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行における重要リスク因子として注目されている。 腎臓は複雑な毛細血管網と広範な内分泌機能のために、PM2.5曝露に対して脆弱と考えられて […]

抗腫瘍剤としてのプロバイオティクス

2025年5月8日 By office-k

乳癌はホルモン受容体陽性(エストロゲンまたはプロゲステロン受容体)、ヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)、およびこれらの受容体を欠くトリプルネガティブ乳癌(TNBC)の3タイプに分類できる。卵巣癌は癌関連死亡原因の […]

©2018 Office-k All rights reserved