• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 妊娠期間中のビタミンDとヘモグロビンとの関連

妊娠期間中のビタミンDとヘモグロビンとの関連

2022年6月15日 by office-k

貧血は幼児や妊婦に影響を及ぼすため世界的に深刻な公衆衛生問題となっており、2019年、15~49歳までの妊婦における貧血の世界的な有病率は36%で、東アジアと東南アジアでは27%となった。

貧血が問題視される理由として、妊娠中の有害事象(妊娠糖尿病、多飲症、早産、低出生体重、新生児合併症、NICU入室など)は貧血の妊婦で有意に高いことが挙げられる。

貧血の原因として最も多いのは栄養不良、特に鉄不足が指摘されているが、近年はビタミンD(VD)欠乏も重要な要因であることが示唆されている。
ビタミンDはヘモグロビンとの関連性が示唆されており、ビタミンDは赤血球前駆細胞の増殖誘導により赤血球生成に影響を与え、鉄吸収を促進することが明らかになっている。

しかし、妊婦におけるビタミンDとヘモグロビンの関係を示した研究は乏しい。

リンクの研究は、各妊娠期と血漿ビタミンDレベルとヘモグロビン濃度との関連性を調査したもの。

データは2011年から2018年にかけてZhoushan Pregnant Women Cohortで収集。
2962人の妊婦と第1期トリメスターの4419人が対象。

第1期(T1)、第2期(T2)、第3期(T3)の血漿25(OH)DはHbと正の相関があった。
T1の血漿25(OH)D レベルとHb濃度との関連は、妊娠年齢と正の相関があった。
T1期のVD欠乏症の妊婦は、VD欠乏症でない妊婦と比較して貧血リスクが高かった。
さらに、VDとHbの有意な関係は妊娠中に鉄分を補給している女性でのみ観察された。
各妊娠期の血漿25(OH)D濃度はHb濃度と正の相関があった。
鉄分補給は、VDとHbの関係に影響を与える重要な因子である可能性がある。

各妊娠期の血漿25(OH)D 濃度はHb濃度と正の相関があり、T1の血漿25(OH)D とHbの相関は妊娠年齢の上昇に伴い次第に強くなっていった。
妊娠前またはT1初期のVD補給がVD欠乏を改善するだけでなく貧血の予防にも有効であり、特に妊婦の鉄分補給が有効であることを示していると結論。

Association of Vitamin D in Different Trimester with Hemoglobin during Pregnancy

・T1、T2、T3の血漿25(OH)D濃度とHb濃度は正の相関を示し、T1の血漿25(OH)DとHb濃度の相関は妊娠年齢の上昇とともに強くなることが示された。

・T1またはT2のVD欠乏症妊婦は、VD欠乏症のない妊婦と比較してそれぞれ貧血のリスクが増加。

・VDとHbの有意な関係は、妊娠中に鉄分を補給している人でのみ観察された。

・T1、T2、T3の25(OH)DはそれぞれHbと正の相関があった。

・T1またはT2におけるVDの欠乏は貧血リスク上昇と関連していた。

・VDの欠乏は、骨髄微小環境における免疫細胞を刺激してサイトカインを産生させ、赤血球産生を阻害している可能性もある。

・ヘプシジンもVDとHbの関連に重要な役割を果たすと認識された。
ヘプシジン増加は腸管細胞の鉄吸収を阻害し貧血を引き起こす可能性があるが、VDは単球の鉄-ヘプシジン-フェロポーチン軸を制御することでヘプシジンmRNAの発現を抑制し、鉄吸収を促進する可能性がある。

・VD欠乏症と貧血の間に関連性がないことを示した研究も過去にあるが、それらの一貫性のない研究結果の理由を以下の観点でまとめ、推測される。

1.それらの研究はいずれもサンプルサイズが小さい横断的研究であったこと。
2.VD欠乏症と貧血の関係はそれらの研究の主要な目的ではなく、そのうち2つの研究はVD欠乏症を統計モデルのアウトカムとしており、後者は統計的検出力が低かった。
3.VDと貧血の関連は、妊娠期によって異なる可能性がある。
4.それらのデータの研究者は妊娠中の鉄分補給を考慮に入れていない。

・ある研究では、ビタミンD欠乏症女性では出産時の貧血リスクが6.97倍に上昇することが判明し、先行研究および本研究におけるVD欠乏症と妊娠中の貧血との関連よりもはるかに強いことが示された。

・先行研究では、ビタミンD3補給群では25(OH)D3が3ヶ月目にプラトーに達しており、VD補給が最大限の効果を発揮するには3ヶ月以上かかることが示された。

・T1からT2までのVD値の変化と、T2からT3までのHbの変化に有意な関連性があることを見出した。

Filed Under: nutrition, Woman's Health Tagged With: ビタミンD, 妊娠中栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

アスリートのオルソレキシア

2025年12月6日 By office-k

健康的な食生活の追求は現代社会において最大の関心事と言っても過言ではない。特に、栄養が身体パフォーマンスに直接影響を及ぼすアスリートにおいてその嗜好性は顕著だろう。一方で、近年では健康的な食習慣を追求するあまり「神経性オ […]

プロバイオティクス摂取とマラソン後炎症パラメータと睡眠の質

2025年11月30日 By office-k

睡眠は生理機能および認知機能を維持するために不可欠で、特にアスリートにとっては身体機能の回復に極めて重要。マラソンのような激しい身体運動は入眠潜時を増加させて総睡眠時間と睡眠効率を低下させ、日中の眠気を増大させる原因とな […]

ゴルファーの肩関節痛

2025年11月29日 By office-k

先日、肩関節の動作痛でお悩みのプロゴルファーがご来院になった。↓画像のように胸を開くポーズを取ろうとすると肩前側に痛みが発生。 肩関節に関連する軟部組織(筋肉、腱、靭帯、神経)に一通りアプローチした後に、肩甲上腕関節の検 […]

閉経移行期以降の女性におけるコーヒーと紅茶摂取と骨密度の関連性

2025年11月25日 By office-k

世界的に骨粗鬆症が公衆衛生問題になっている。最近は50歳以上の女性の約3人に1人、男性の約5人に1人が骨粗鬆症性骨折を経験し、米国では大腿骨頸部または腰椎の骨密度(BMD)が低い50歳以上の成人の数が2030年までに17 […]

後脛骨筋腱周囲炎

2025年11月22日 By office-k

ふくらはぎ、特に足首側が異常なほど重だるいというご相談があった。毎晩のように高強度でマッサージしないと痛くて眠れない状態が、もう10年以上続いているとのこと。 こういった症状で真っ先に疑うのが”後脛骨筋腱周囲炎”(↓画像 […]

©2018 Office-k All rights reserved