• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 産後の骨盤帯痛および骨盤底筋機能と心理的要因の関係

産後の骨盤帯痛および骨盤底筋機能と心理的要因の関係

2022年5月23日 by office-k

産後の骨盤帯痛および骨盤底筋機能と心理的要因の関係

本日のブログは、当院でご相談が多い骨盤帯痛(PGP)に関するデータをまとめてみたい。
PGPは、腸骨稜〜仙腸関節および/または恥骨結合領域の痛みと定義され、大腿後面への放散痛や鼠径部痛が併存することもある。
また、長時間の立位や座位の維持、座位から立位への移行、ベッド上での寝返りなど動作痛を伴うケースが多いが、当院の動作痛治療テクニックはこれにテキメンに効果があるため好評をいただいている。

PGPは、妊娠中や産後女性に多い。
発症原因として、ホルモンや生体力学的な側面、運動機能の低下、靭帯構造へのストレスなどが一般的な仮説として挙げられる。
最近では中枢性疼痛のメカニズムが検討され、その関与が指摘されている。

PGPは腰痛(LBP)や骨盤の痛みとは異なる症状であり、別々に研究されるべきものであることを示すエビデンスがあるが、現在までのところPGPに特化した研究はほとんどない。

リンクの研究のは、産後6~24週の持続性PGPを持つ女性と持たない女性との間の骨盤底機能、腹直筋離開、心理的要因の差異を評価することを目的としたもの。

結果、PGP群では安静時膣圧が低く、骨盤底筋の圧痛が強く、骨盤底筋の随意運動が損なわれていた。
また痛みのある女性は痛みのない対照群と比較して、前腹壁の歪曲とより重度の腹直筋離開を有していた。

安静時膣圧の低下はPGPを説明する最も強い因子であった。

骨盤底筋力,持久力,尿失禁の重症度,報告された苦痛の程度については,両群間に差はなかった.

The Association between Postpartum Pelvic Girdle Pain and Pelvic Floor Muscle Function, Diastasis Recti and Psychological Factors—A Matched Case-Control Study

・産後6~24週のPGP患者は、安静時膣圧が低く、PFM随意運動が損なわれ、PFMの圧痛が強かった。また、痛みのない女性と比較して、前腹壁の歪曲が大きくDRAが重症だった
しかし、PFMの強度、持久力、尿失禁の重症度は健常対照者と差がなかった。
さらに、両群は自己申告によるストレス、不安、抑うつ、痛みの悪化レベルも同程度であった。

・PFMトーン

今回の結果は、産後早期(6~24週)のPGP女性は安静時膣圧が低く、PFMを活性化する能力が低く、PFMの圧痛を呈することを示した。
他の研究結果と比較すると、産後PGP女性は筋緊張が低く、(痛み、圧痛、活性化の障害により)PFMの運動不足/機能不全を呈するかもしれないという仮説が立てられた。
これが受動的で適応的な構造変化をもたらし、粘弾性硬化をもたらす可能性がある。
これが最終的にPFM硬縮として現れ、筋緊張の増加として測定される可能性がある。

・PFMの圧痛

触診やUDI(Urinary Distress Inventory)質問票によって評価されたPFMレベルの痛み/圧痛がPGP患者により多く見られたという過去の報告を今回の研究結果は裏付けるものであった。
軽い接触や筋肉の圧痛に対する感受性は、以前から中枢性感作に関連していると言われている。
現在の疼痛科学の進歩は、妊娠関連PGPが骨盤構造の感作を表している可能性を示唆している。

・PFMの強度と耐久性

PFMの強度は多くの研究グループによって研究され、これまでの報告と一致する結果が得られた。
筋力に関する群間差は見出されなかった。
持久力に関してもグループ間の差は観察されなかった。
しかし、LBP/PGPの女性では、対照群の被験者よりも統計的に有意に短い収縮が観察された研究もある。

・PFMの随意運動能力

本研究のPGPグループは対照群と比較して、PFMの正しい随意運動がより困難であることが示された。

・心理的要因

今回の研究グループでは、産後6-24週のPGP女性は、心理的要因の点で健常対照者と差がなかった。
他の研究でも、産後PGP女性と産後3-12ヶ月の健常対照者の間で抑うつ症状が同程度であると報告されている。心理的影響を与えるには、例えば腰痛のような他のタイプの痛みよりもPGP期間が長いことが必要であると仮定している。
しかしそれらの結果は、PGPに関するこれまでの研究とは相反するように思われ、PGP女性は妊娠中および産後に健常対照者と比較して、より多くの抑うつ、不安、痛みの悪化が見られることが報告されており、最近のレビューでは妊娠中の抑うつが産後の継続した痛みの危険因子となる可能性があることが示されている。

出産後3ヶ月の腰部および骨盤痛女性で抑うつ症状の有病率が高いことを発見した研究では、PGPよりも腰痛の方が抑うつ症状との関連性が強いと報告している。

・尿失禁

今回の研究では、産後6~24週のPGP女性と対称群で、尿失禁症状の報告に差はなかったが、PGP、腰部骨盤痛、妊娠関連腰痛を評価した他のシステマティックレビューとは一致しない。このレビューでは4つの研究が含まれ、そのすべてが尿失禁と痛みの間に有意な関連があることを報告した。しかし、この研究グループは骨盤底機能不全が非常に多く見られるトライアスロン選手で構成されていたため、差異は研究デザインによるものかもしれない。


・腹直筋離開

この研究では、産後6~24週のPGPを有する女性は、痛みのない女性に比べて腹直筋解離が広かった。

一方で、今回の報告は最近発表された系統的レビューに反している。このレビューでは、対象研究に基づき、腹直筋解離と腰部骨盤痛の重症度および存在との間にいかなる相関も見出せなかったとしている。
前腹壁の障害とPGPとの間には、他の腰部痛の症状には見られない何らかの関連がある可能性があるのである。

結論

産後PGP(分娩後6~24週)を有する女性におけるこの研究は、PGPのない女性と比較して、痛みのある女性は安静時膣圧が低く、PFM随意運動の障害およびPFM圧痛の増加を示すことを明らかにした。

また、痛みのない対照群と比較して、PGPを持つ女性では腹直筋解離の増加や前腹壁の歪み(膨らみ)がより一般的に認められ、これらの差はすべて統計学的に有意であった。

しかし、PFMの強度、持久力、尿失禁の重症度について、健常対照者と統計的な差はありませんでした。

自己申告によるストレス、不安、抑うつ、痛みの異化は両群で同程度であった。

Filed Under: Chiropractic, Woman's Health Tagged With: カイロプラクティック, 妊娠関連骨盤帯痛

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

全身性疾患としてのFrozen Shoulder(四十肩)

2025年10月27日 By office-k

四十肩(Frozen Shoulder; FS)は関節包炎(adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩甲上腕関節における進行性の痛み、こわばり、可動域の制限を特徴とし、主に肩関節関節包の肥厚、線維化、慢性滑膜 […]

乳がん手術後の化学療法中の体組成分析と身体活動およびQOLの関連

2025年10月25日 By office-k

乳がんは世界的に女性において最も頻繁に診断される悪性腫瘍だが、予防および治療の進歩により生存率は著しく改善しており、先進国では早期発見が増加している。局所限局期乳がんにおける5年相対生存率はおよそ99%に達し、治療を完了 […]

スポーツ障害:腱障害における代謝因子

2025年10月24日 By office-k

スポーツ腱障害は様々な競技のアスリートに影響を与え、慢性化すると従来のリハビリテーションアプローチに抵抗を示すことが多い。従来の腱障害マネジメントは、制御されている伸張負荷が適応的組織リモデリングを促進するというメカノバ […]

筋パフォーマンス、筋酸素化、および運動後の回復に対する口呼吸vs鼻呼吸の効果

2025年10月22日 By office-k

運動中の筋パフォーマンスは、筋組成(線維タイプ、サイズと長さ、構造、筋束羽状角など)、筋脂肪組織、代謝供給、インスリン感受性、神経筋活性化、および筋酸化的能力など、多数の要因に依存する。 骨格筋代謝を支えるさまざまな経路 […]

慢性頭痛患者における頸部筋機能および圧痛に対する筋力トレーニングの効果

2025年10月20日 By office-k

一次性頭痛の病態生理には筋圧痛(MT)が関与している。MTの増加はより高頻度の頭痛発作と関連づけられているが、この感度増加を駆動する根底にあるメカニズム、およびそれを軽減するための最も効果的な戦略は完全に解明されていない […]

©2018 Office-k All rights reserved