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霊長類とストレス

2021年12月11日 by office-k

ヒヒ集団とメンタルストレスの研究

ストレスが健康に与える影響について調べているうちに面白い考察を見つけたので、ここで共有したい。

「自分で自分を病気にするほど霊長類は賢く進化してきた」

という、スタンフォード大神経科学者のロバート・サポルスキー氏。


Robert Sapolsky discusses physiological effects of stress


興味深い部分を一部抜粋していきたい。


・ストレス反応は進化的には非常に古いもので、魚、鳥、爬虫類は人間と同じストレスホルモンを分泌するが、人間や他の霊長類のように代謝が狂うことはない。

・「お金の心配をし続けたり、上司の機嫌を取ったりするような、命に関わらないストレスは、アドレナリンなどのストレスホルモンの分泌を引き起こし、時間の経過とともに健康に壊滅的な影響を及ぼす可能性がある。予期せぬ脅威から生き延びるためにストレスホルモンに”見事に適応”している。太ももの筋肉にエネルギーを動員し、血圧を上げ、消化、成長、生殖など、生き延びるために必要でないことはすべてオフにする。慢性的に消化器系を停止させていると、多くの消化器系疾患のリスクが高まる。」

・子供の場合、グルココルチコイドが継続的に分泌されることで正常な成長ホルモンの分泌が抑制される。「ストレス小人症と呼ばれる症候群は、心理的なストレスを受けて成長が著しく阻害される子供たちに見られる」

・「慢性的にストレスを感じていると脳のあらゆる機能が低下し、一部の神経細胞が神経学的障害から生き延びることが難しくなる」
「学習、記憶、判断に関連する脳領域のニューロンは、ストレス下ではあまり機能しなくなる」

ヒヒの研究を続けてきた氏曰く、

「ヒヒが良いモデルになる理由は、本当のストレス要因がないから」
「セレンゲティのヒヒの群れの生活は、カロリーのために1日3時間しか働かなくてよく、肉食動物にもあまり邪魔されない。つまり、毎日9時間の自由時間があ。
また、他のヒヒに対して心理的ストレスを与えることができる。ヒヒはお互いに社会的ストレスを与え合い、その代償を払うことができるほど長く生きることができるモデル。彼らは私たちと同じで、捕食者や飢饉にやられているのではなくお互いにやられている」

・不健康なヒヒは不健康な人間と同じように、ストレスホルモンの安静時のレベルが高くなることが多い。「生殖機能が低下し、傷の治りが遅くなり、血圧が上昇し、バリウムと構造が似ている脳内の抗不安物質の働きも違ってくる」

・ストレス関連の病気に関しては、「社会的孤立」が社会的地位や性格よりも重要な役割を果たしている可能性がある。
「ストレス関連の病気から身を守るには社会的なつながりが最も重要であり、それは社会的順位よりもはるかに重要である」


・「人間はヒヒと違い複数の階層に属することで、社会的地位の低さや孤立感を克服することができる。
例えば、『この仕事で私が下っ端の郵便係であることは重要ではない。私がソフトボールチームのキャプテンであったり、教会の助祭であったりすることが本当は重要なんだ』ということ。
地球の反対側にいる誰かが私たちと同じ経験をしていることを知って「私は一人じゃない」と安心することができるし、架空の人物の話を読んで安心することもできる。
ベートーベンを聴いただけで人生が好転する霊長類はほかにいない。
人間のサポート能力の幅は非常に広い」

・「他の地の誰かに痛みや共感を覚えることもあれば、実在しないのにひどい目に遭う映画の登場人物に心を痛めることもある。夜のニュースでビル・ゲイツを見て、私たちは自分の能力のなさを感じてしまうかもしれない。つまり、感情を拡張できる空間と時間の領域があるということは、ストレスを感じさせる抽象的なものが山ほどあるということ。」

サポルスキー氏によると、ストレスを軽減するためには幸福感と自尊心が重要な要素であるという。
「幸福」の定義は欧米人が考えているほど物質的な豊かさとは関係がないと彼は指摘する。
調査によると、西ヨーロッパの最貧国であるギリシャでは、人々は世界で最も豊かな国である米国よりもはるかに幸福であることがわかっている。
また、ギリシャの平均寿命は30位だが、一人当たりの医療費が最も多い米国は29位。
氏は、日本の平均寿命が1位なのは社会的ネットワークが非常に充実しているからだと述べている。

・氏は、慢性的なストレスがDNAの老化を早めるという新しい研究結果も紹介している。
「時間が経つと染色体の端が擦り切れDNAが機能しなくなり、最終的に細胞内に影響を及ぼすことになる。若くて健康な人が心理的に大きなストレスを経験すると、染色体DNAの老化が加速するという研究があり、これは非常に大きな発見」

・「誰にとっても紛れもないストレス要因であるにもかかわらず、なぜある人は他の人よりもずっと悪い結果になってしまうのか? 遺伝が関係しているのは間違いないが、それほど大きなものではない。しかし、胎児期のストレス、母親からのストレスホルモンが胎児の血流に乗ることで、その後の発達が長期的に様々な影響を受けるという証拠はある」

解決への提案

「ストレスマネジメントを試したり、優先順位を変えたり、セラピーを受けたりしてほしい。ストレス軽減のための努力は必要。明らかに克服できない人も中にはいるが、他の霊長類では考えられないような心理的ストレスを発生させるほど人間を賢くしているものは、人間を守ってくれるものでもある。私たちは「順応性」がある」


Filed Under: health Tagged With: うつ病, ストレスマネジメント

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