• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / リウマチに対する栄養学的アプローチ

リウマチに対する栄養学的アプローチ

2021年6月12日 by office-k

リウマチでお悩みの方は、一定期間ベジタリアンやヴィーガンへ転向してみるのも症状改善の選択肢かもしれない。
今回ご紹介するデータは、リウマチ関節炎の治療におけるプラントベース食の有効性を示している。

下にざっくりまとめ。
詳細を知りたい方は本文をどうぞ

Nutrition Interventions in Rheumatoid Arthritis: The Potential Use of Plant-Based Diets.

関節リウマチ(RA)は世界人口の約1%が罹患している。
症状は手、手首、膝の両側に発症することが多く、最終的には関節の変形を引き起こす。
関節リウマチの発症メカニズムは解明されていないが、遺伝的要因がリスクの50〜60%を占め、残りのリスクは環境的要因、あるいは遺伝的要因と環境的要因の組み合わせによるものと考えられている。
また肥満、食事内容、感染症、タバコ、腸内細菌、栄養などの要因も関与が示唆されている(修正可能な危険因子)。

複数の研究では、修正可能な危険因子とRA患者の症状とその改善との間に相関関係があることが示されている。中でも肥満と動物性食品(乳製品や赤身の肉など)を含む食事は症状を悪化させる傾向があることがわかっており、これは炎症を促進する作用によるものと考えられている。

まとめ

・自己免疫プロセスにおいては、食事が誘因となっている可能性がある。

・腸管のバリア機能が低下していると、食べ物の成分や微生物が血液中に入り込み、炎症が引き起こされる可能性がある。

・肥満は、薬物治療への反応や寛解の可能性、さらには疾患による死亡リスクに影響を与える可能性がる。

・動物性食品を含まない食事によってRAの症状が改善することが示されている。野菜、果物など食物繊維を豊富に含む食事はBMIの低下に関連し、抗炎症作用があるため患者の痛みや炎症の軽減に役立つ。植物性食品に含まれる食物繊維はRA患者の腸内細菌の組成を改善し、細菌の多様性を高めることで炎症や関節痛を軽減することが研究で示唆された。

例1)4週間の低脂肪菜食により、関節の痛み、こわばり、腫れ、機能制限などのRA症状が有意に改善することが示さた。
例2)7〜10日間の断食を行った後、3.5ヵ月間グルテンフリーの菜食を行いその後菜食を徐々に取り入れる効果が検証された。その結果、圧痛関節数、Ritchie’s articular index、腫脹関節数、疼痛スコア、朝のこわばりの持続時間、握力、赤血球沈降速度、C反応性タンパク、白血球数、健康評価質問票スコアなど、いくつかのRA疾患活動変数に有意な改善が認められ、これらの改善は1年後も維持された。

・プラントベース食は甲状腺機能低下症の発生率と有病率が低いことが報告された。甲状腺機能亢進症の最も一般的な原因は自己免疫疾患であるバセドウ病であるが、ある研究では菜食主義者が雑食主義者と比較して甲状腺機能亢進症のリスクが52%低いことを観察した。

・プラントベース食は飽和脂肪およびトランス脂肪の摂取量が少なく、食物繊維の摂取量が最も多く、平均BMI値が最も低いこと、これらすべてが甲状腺機能亢進症のリスクに関連している可能性がある。インスリン様成長因子(IGF-1)のダウンレギュレーションの可能性やポリフェノールの摂取量の多さも、甲状腺機能亢進症に対する保護メカニズムになっている可能性がある。

・米国では肉類と乳製品の売上高は多発性硬化症のリスクと有意な相関があり、果物と野菜の売上高は逆相関が見られた。

・これらの結果は、野菜と果物を多く摂取し、動物性食品を排除した菜食主義の食生活が自己免疫疾患の発症を予防する可能性を示唆している。

・肥満はRAの発症リスクを高めるという研究結果がある。また、体重過多のRA患者さんは、BMI≦24.9の正常な患者さんに比べて予後が悪いと結論づけられている。さらに、18歳時に肥満であることは成人になってからRAを発症するリスクが35%、血清陽性RAを発症するリスクが50%増加することが報告されている

・ベジタリアン食やビーガン食は、効果的な減量およびコレステロール低下戦略であることが一貫して示され、総コレステロールとLDL-コレステロールの低下に有効であることも支持されている。

・脂肪と加工肉を多く含む食事は、炎症マーカーであるC反応性タンパク質(CRP)、インターロイキン6(IL-6)、ホモシステインと正の相関がある一方で、全粒粉と果物を多く含む食事はこれらのバイオマーカーと負の相関があることがわかっている。

・低脂肪のビーガン食は、痛みの程度、関節の圧痛、関節の腫れなど、RAの症状を改善するという研究結果がある。

・オリーブオイル、穀類、野菜、果物、豆類を豊富に含む地中海食は、RA患者の疾患活動スコア、健康評価質問票、C反応性タンパク質(CRP)、関節腫脹の数値を有意に改善した。

・関節リウマチは炎症性多発性関節炎の一種で、4つ以上の関節に炎症が発生することが特徴。赤身肉の摂取量が多いことは、炎症性多発性関節炎と正の相関がありる。

・高タンパク食はインスリン抵抗性を誘発する可能性がある。総肉,未加工肉,加工赤身肉の摂取量が多いと,血漿CRP濃度が有意に高く,アディポネクチン濃度が低かった。

・動物性タンパク質を減らすことで、炎症マーカーの低下やインスリン感受性の向上につながり、低グリセミック指数と食物線維を多く含む食事は、炎症性遺伝子の発現を低下させる可能性があるという研究結果もある。

・飽和脂肪が関節リウマチの症状の悪化と関連し、一方で一価不飽和脂肪は転帰の改善と関連しているkとが示唆された。

・高脂肪食の摂取により、内因性抗酸化物質である尿酸とチオールが増加し、酸化ストレスの存在が示された。

・食物繊維は、腸内細菌によって発酵されて短鎖脂肪酸(SCFA)を生成し、大腸の細胞に有益な影響を与える。大腸の細胞がダメージを受けると、腸管透過性、エンドトキシン血症、炎症などの原因となる。食物繊維が豊富な食事は、コロノサイトに豊富なエネルギー源を提供し、病原体が血流に入り込んで炎症反応を誘発するリスクを低減する。

・RA患者のマイクロバイオームは微生物の多様性がないだけでなく、Prevotella copriが優勢であることが明らかになっている。この菌種は未治療のRA患者において、他の有益な種の存在量を低下させるようだ。

・食物繊維は局所的および全身的な炎症を抑制することを示唆しており、腸内細菌の組成、SCFA産生、腸管バリアの完全性に対する調節作用がRAに関与している可能性がある。

・RAには胃腸の要素があり、少なくとも一部の人には腸が原因で発症する可能性があることを示唆する研究が増えている。

・牛乳、卵、乳製品、豚肉、牛肉、コーヒー、タラコの抗原、小麦、オート麦、大豆、加工肉、バター、グレープフルーツ、オレンジ、羊肉、レモンは避けたほうがいい

と、こんな感じです(汗

「高タンパク食はインスリン抵抗性を誘発する可能性がある」私はこの部分はタンパク質ではなく、たんぱく摂取時に同時に摂取した動物性の脂質ではないかと考えている。

それと、ベジタリアンやヴィーガンを決して推奨していません。あくまでRAの治療過程での一選択肢です。
長期的な菜食主義はメンタルヘルスに影響するというデータを見たのがその理由です。

では。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: リウマチ, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

パワーリフターの上腕二頭筋腱亜脱臼

2025年7月9日 By office-k

肩の前部の鋭い痛みでお悩みのパワーリフターが来院された。症状は肩関節内旋動作時における肩前部に鋭い痛みを伴う衝突感と上腕への放散痛。 一般に鑑別診断ではSLAP損傷、ローテータカフ断裂、インピンジメント症候群、神経血管症 […]

妊娠中の地中海食遵守は幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に対して予防的

2025年7月8日 By office-k

アトピー性疾患は世界的に増加している健康問題で、特にアトピー性皮膚炎(AD)は世界の小児の約20%、成人の約10%に影響を及ぼしている。 ADは乳児期に発症することが多く、特に早期に症状が持続するタイプの場合は他のアレル […]

葉酸受容体アルファ自己抗体を持つ女性における妊娠中のフォリン酸補給:自閉スペクトラム症の潜在的予防

2025年7月3日 By office-k

自閉スペクトラム症(ASD)有病率が近年著しく上昇している。最近の推定では約36人に1人の子どもが罹患しているとされている。 遺伝的要因だけでなく、胎児の発育期における免疫介在性のメカニズムがASDの病因に関与していると […]

腫瘍学におけるモジュレーターとしてのカフェイン

2025年6月30日 By office-k

世界中で最も広く消費されている生物活性化合物の一つであるカフェイン(CAF)。近年では、一般に知られている神経学的および代謝的効果に加えて、潜在的な抗がん作用が認識されてきている。 カフェインの持つ抗がん作用のメカニズム […]

灼熱環境下のアスリートにおけるサプリ摂取が持久力パフォーマンスと主観的知覚に与える影響

2025年6月28日 By office-k

屋外の持久系アスリートが対象だが、炎天下の屋外での仕事に従事している方にも参考になりそうな興味深いデータをまとめてみたい。 高温環境(27℃以上)はアスリートの生理機能、特に持久力パフォーマンスと主観的知覚に大きな課題を […]

©2018 Office-k All rights reserved