• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Chiropractic / 産後の鼠径部痛と尾てい骨痛のケース

産後の鼠径部痛と尾てい骨痛のケース

2024年10月24日 by office-k

今回のブログは、産後すぐ〜三ヶ月目にかけての恥骨から尾てい骨付近の深部痛のケースをご紹介します。
ご紹介と言っても、私のメモなので参考になるかわかりませんが、興味のある方はお付き合いください。

鼠径部痛は内転筋、腸腰筋、恥骨筋、股関節などが関与する複合的症状が一般的。
今回のケースでは、検査で長内転筋に強い圧痛が認められたためSuperior cleft signが疑われた。Superior cleft signは腹直筋/長内転筋付着部位の損傷のことで、この付着部位はPubic Aponeurotic Plates:PAA」と呼ばれる。

産後の鼠径部痛治療に関する説明画像


過去の解剖学的研究では、腱が直接PAAに付着しているというデータと、上・下恥骨靭帯、あるいは軟骨構造を介してPAAに付着していることを示唆する研究があり、見解は一致しない。

今回は触診の結果から、PAAから長内転筋の筋腱移行部にかけて、妊娠中で変化した身体動作や出産時の負荷によって損傷が起こっているのでは?と推察し、恥骨結合のアジャスメントや筋腱部の治療、並行して骨盤全体の傾斜と尾てい骨も治療。

結果
座位時の尾てい骨痛10→ほぼゼロ 歩行時の恥骨痛10→2

と、まずまずの結果。
初回におけるペインレベルの減少の程度から、メインは筋腱移行部の損傷で、軟骨組織の損傷はごくごく軽微だった可能性があり、患者さんにとって良かった。

長内転筋の筋腹、閉鎖筋、腸腰筋も硬縮部位が認められたため、次回以降の治療ではアプローチが必要。また、歩行や階段昇降など動作時のペインレベル次第では、動作痛に対する治療も必要。

機序において、cleft signが先行して骨盤輪前部不安定性との負のループを生み出したのか?ご出産をきっかけに骨盤輪前部不安定性が先行してcleft signが発症したのか?確認する術はないが、いずれにせよPAAにおける長内転筋の筋腱付着部が3ヶ月にわたる鼠径部の痛みの原因だった。

・・産後の骨盤ケアを謳う治療院は山ほどありますが、皆さんどんな種類のケアを受けていますか?
患者さん達のお話によると、骨盤に30分間手を当てらたとか、ベルト(?)を骨盤に巻いて走らされたとか、小指の先をそっとつままれたとか、それはそれは珍奇なアプローチを味わった方が多いのですが、、、
他院のことにまったく興味がないので、知らないことばかりで驚きました。

当院では、可能な限り微細な構造まで触診し、科学的な知見に基づいてその時点でベストと思われるアプローチをご提供します。
何回も通っていただくために、小出しに治療するようなこともありません。慢性化が一番厄介ですからね。
産後の骨盤領域の症状でお悩みの方は、一度当院にご相談ください。




Filed Under: Chiropractic, Woman's Health Tagged With: 恥骨痛, 産後ケア

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

祝

2025年11月4日 By office-k

M選手、パワーリフティング全日本大会にて自己ベスト更新して2位でした。おめでとうございます!!Bravo!!!

慢性炎症性疾患における腸内微生物叢と免疫系のクロストーク

2025年11月2日 By office-k

腸内微生物叢は消化管に生息する数兆もの微生物からなる共同体で、宿主の健康を維持し、広範囲の生理学的機能を調節する上で極めて重要な役割を果たしている。”ディスバイオーシス”と呼ばれるこの微生物共同体の破綻は上皮バリアの完全 […]

全身性疾患としてのFrozen Shoulder(四十肩)

2025年10月27日 By office-k

四十肩(Frozen Shoulder; FS)は関節包炎(adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩甲上腕関節における進行性の痛み、こわばり、可動域の制限を特徴とし、主に肩関節関節包の肥厚、線維化、慢性滑膜 […]

乳がん手術後の化学療法中の体組成分析と身体活動およびQOLの関連

2025年10月25日 By office-k

乳がんは世界的に女性において最も頻繁に診断される悪性腫瘍だが、予防および治療の進歩により生存率は著しく改善しており、先進国では早期発見が増加している。局所限局期乳がんにおける5年相対生存率はおよそ99%に達し、治療を完了 […]

スポーツ障害:腱障害における代謝因子

2025年10月24日 By office-k

スポーツ腱障害は様々な競技のアスリートに影響を与え、慢性化すると従来のリハビリテーションアプローチに抵抗を示すことが多い。従来の腱障害マネジメントは、制御されている伸張負荷が適応的組織リモデリングを促進するというメカノバ […]

©2018 Office-k All rights reserved