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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

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肥満とアディポネクチンの閉経後乳癌リスクとの関連

2024年7月2日 by office-k

慢性腰痛のご相談が多い近頃。
長時間の立ち仕事や朝起きる時の動作痛など症状は多様で、下部腰椎の機能不全に起因してることが多かった。
慢性化すると厄介な部位なので、症状が発現したらお早めにご相談ください。

さて、今回のブログは肥満と閉経後の乳がんリスクの関連性を示す最新データをまとめてみたい。
検診などでハイリスクと指摘されている方は、是非最後までおつきあいください。

過体重(BMI≧25kg/m2)は閉経後乳癌のリスク因子として認識されている。
しかし一方で、肥満と乳癌の関連性の根底にある生物学的機序は完全に解明されていない。
今のところ、過体重の解消で乳がんの罹患率が低下するという間接的証拠しかない。
この関連性の背後にある生物学的メカニズムがより深く理解されれば、乳がんリスクバイオマーカーの同定につながる可能性があり、その変化をモニタリングすることで新たな予防戦略が発展するかもしれない。

脂肪とがんを結びつける生物学的メカニズムとして提案されているものは主に4つの経路にまとめられる。
・インスリンおよびインスリン成長因子-I(IGF-I)系の欠陥
・性ホルモンの生合成および経路の増加
・全身性低悪性度炎症
・アディポサイトカインの病態生理
である。

脂肪組織はアディポカイン、特にレプチンとアディポネクチンの分泌を通じて代謝過程を調節する内分泌器官で、抗炎症性インスリン感受性ホルモンであるアディポネクチンの低レベルは閉経後乳がんリスク上昇と関連している、
肥満女性では脂肪細胞からの炎症性アディポサイトカインの分泌が多く、アディポネクチンの分泌が少ない。これにより分裂促進作用、抗アポトーシス作用、血管新生作用を伴う炎症反応が生じ、その結果インスリン感受性が低下してアロマターゼ発現が調節されなくなる。
インスリンは有糸分裂促進作用、IGF-I分泌の増加、IGF-I結合タンパク質の減少により、乳がんリスクに直接影響を及ぼし、性ホルモン結合蛋白(SHBG)の合成を阻害してエストロゲン濃度を上昇させる。

リンクの研究は、国際乳癌介入研究II(IBIS-II)の症例対照研究のデータを用いて、肥満指標であるBMIと乳癌罹患率との間に関連があるかどうかを調べる媒介分析を行ったもの。
IBIS-II予防試験のプラセボ群123例とマッチさせた対照群302例のベースラインおよび12ヵ月血清検体についてアディポネクチン、あるいは他のホルモン、代謝、炎症バイオマーカー(レプチン、IGF-I、IGF結合蛋白1(IGFBP1)、高感度CRP(hs-CRP)、血糖、インスリン、インスリン抵抗性の恒常性モデル評価(HOMA-IR)指数、SHBG)が介在するかどうかを検討。

【結果】
多変量Coxモデルでは12ヵ月間のアディポネクチン増加とBMIの両方がBCリスクと関連していた。
アディポネクチンが12ヵ月間増加した女性ではBCイベントの累積ハザードが40%減少し、アディポネクチンが減少した肥満女性(BMI>30)では有意に高いことが観察された。
BMIがBCリスクに及ぼす総影響に対するアディポネクチンの増加の仲介効果は観察されなかった。
アディポネクチン値を上昇させることは閉経後BC予防のための魅力的なターゲットとなる可能性がある。

A Mediation Analysis of Obesity and Adiponectin Association with Postmenopausal Breast Cancer Risk: A Nested Cohort Study in the International Breast Cancer Intervention Study II (IBIS-II) Prevention Trial


・診断前アディポネクチン値の上昇は乳癌リスク40%低下と関連することが示された。
媒介分析によりアディポネクチンはベースラインBMIと閉経後乳がんリスク増加との関連性の媒介因子ではなかった。

・過体重および肥満とがんとの関連について、インスリン抵抗性、性ホルモン生合成、慢性炎症、酸化ストレス、アディポカイン調節異常など複数の生物学的機序が提唱されている。肥満はしばしばインスリン抵抗性と高インスリン血症を引き起こし、インスリンとIGF-Iレベルを上昇させ、細胞増殖を促進し、アポトーシスを阻害する。

・過剰な脂肪組織はアンドロゲンの芳香化を通じてエストロゲン産生を亢進させ、ホルモン感受性癌のリスクを高める。

・肥満において炎症性サイトカインによって引き起こされる慢性低悪性度炎症はDNA損傷を引き起こし、悪性細胞の生存を支援することで腫瘍の成長を促進する。

・活性酸素種(ROS)増加による酸化ストレスや、レプチン上昇およびアディポネクチン減少といったアディポカイン調節異常はがんリスクを高める。

・異所性脂肪沈着は組織の微小環境を変化させ、炎症や細胞シグナル伝達の変化を通じて発がんを促進し、肥満患者における概日リズムの乱れや腸内細菌叢の変化は代謝や免疫反応に影響を与え、発癌リスクを高める。

・この研究では、BMIの直接的効果は低く、乳癌リスク増加はわずか5%だった。また、炎症経路、インスリン-IGF軸、性ホルモンのいずれのバイオマーカーも乳癌リスクに対するBMIの影響を媒介する役割を果たさなかった。

・最近のレビューでは、閉経状態での乳癌発生に肥満メディエーターが関与する可能性が強調されている。特にマンモグラフィ乳房密度(MBD)が高いと、乳癌リスクは独立して上昇する。このメカニズムは完全には解明されていないが、高濃度乳房組織における上皮細胞濃度の上昇、IGF-Iのような成長因子の上昇、およびアロマターゼの高発現が関与している可能性がある。アロマターゼは閉経後エストロゲン産生の主要メディエーターで、閉経後女性、特に肥満女性において卵巣合成から脂肪組織へのエストロゲン産生シフトを媒介する。その結果、局所のエストロゲン濃度が上昇し、血清エストロゲン濃度も上昇することで乳癌リスクの上昇につながる。

・バイオマーカーの中で、アディポネクチン濃度の上昇のみが閉経後乳癌リスクに対する独立した効果を示した。がんに対するアディポネクチンの作用のほとんどは、補因子LKB1によるAMPKの活性化を介している。このシグナル伝達カスケードによって脂肪酸とタンパク質合成が減少し、細胞の成長、増殖、DNA変異原生が減少する。すなわち、細胞周期の停止とアポトーシスの増加、そして最終的には発癌抑制である。がんリスク減少に関連する多くの介入が、アディポネクチン濃度を増加させることも報告していることは興味深い。

・身体活動および低炭水化物、高繊維質、果物および野菜の摂取は乳癌リスク低下と関連している。閉経後女性における少なくとも4週間のトレーニングは、アディポネクチン値を増加させ、同時に炎症性マーカーを減少させる可能性がある。

・地中海食のような健康的な食事パターンや、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和オメガ3脂肪酸といった栄養素は、アディポネクチン値の上昇に関連している。

・総合して、上記の知見はケモセラピーやサプリメントなどの介入戦略との併用によって乳癌予防を成功させることができるという考えを強める。例えば、運動トレーニングやカロリー制限あるいは絶食を模倣した健康的な食事療法などである。主な目的は代謝の柔軟性を達成し、厳しい代謝条件下でも十分な機能を維持する個人の能力を高めることである。

肥満に関する記事を読んだ後で、「では具体的にどうやせるのか?」という部分で、摂取カロリーを下げるとか運動するという

乳がん予防、および治療中のためのより具体的な栄養戦略をお探しの方は、当院の栄養マニュアルのご利用を是非ご検討ください。

進行の遅延、体質改善において非常に有益な内容になっています。

Lineまたはメールによるカウンセリングに基づき、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などを最新データを元にパッケージでデザインし、ご提案いたします。
乳がん以外の癌種でお悩みの方もお気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください(お電話、LINE、インスタグラムのメッセージまたは連絡先、GOOGLEビジネスページのチャットをご利用いただけます)

Filed Under: health, nutrition, training Tagged With: 乳がん, 肥満

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