• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Sports & Athletes / 月経周期とスポーツ障害

月経周期とスポーツ障害

2023年2月15日 by office-k

近年、様々な競技で女性アスリートの存在感が増す一方で、女性アスリートの傷害受傷率も高まっている。
例えば、前十字靭帯(ACL)損傷では、女性は男性の約5倍の受傷率が高い。
スポーツ障害の病因は多因子性で、それぞれの要因が単独で傷害を引き起こすのではなく複合的に作用することで障害を引き起こすことが多い。

スポーツ傷害の危険因子には、環境的要因、解剖学的要因、生体力学的要因、ホルモン的要因が含まれ、環境要因には靴のデザインや競技種目も含まれる。
解剖学的要因の例では、女性の方がQアングルが顕著なため膝の靭帯に大きな過負荷がかかることが挙げられる。
バイオメカニクス的には、大腿四頭筋がハムストリングスよりも筋力活性が高いという証拠がある。その結果大腿骨に対する脛骨の前方すべりが生じ、傷害を引き起こす可能性がある(注:これとは全く矛盾する研究結果を見たことがあるので、一貫してないはず)。

しかしホルモン要因については、女性ホルモンのスポーツ傷害への影響はまだ不明。
過去の研究では、受傷リスクが高くなるのは弛緩性の増加やホルモンの影響によるものではないかとの仮説が立てられ、月経周期が傷害を受けやすい体質と関係している可能性があると推定されているが、その因果関係はまだ確立されていない。

リンクの研究は、月経周期とスポーツ傷害の関係を分析したもの。
PubMed、Medline、Scopus、Web of Science、Sport Discusで利用可能な文献の系統的検索を2022年1月に実施。
エストラジオールのピークは、弛緩性の増加、神経筋制御不良と関連していたことから、排卵期は傷害リスクの増大と関連している可能性が示唆された。
月経周期中のホルモンの変動は、弛緩性、筋力、体温、神経筋コントロールの数値を変化させる。
この事実により、女性は常にホルモン変動に適応するために傷害リスクが高くなることを示している。

Menstrual Cycle and Sport Injuries: A Systematic Review

・分析の結果、傷害が発生する期間という点で明確な傾向が現れていた。
最も傷害を受けやすい相は排卵期で、卵胞期でリスクが高いと報告した研究は1件のみ、黄体期でリスクが高いと報告した研究は2件だった。
結果には不一致が観察されたが、論文のうち5つは排卵期の受傷率が大きいことを見出している。
月経周期中のACL損傷の危険因子として関節弛緩度の変動を検討した研究でも同様の知見が得られている。
最近の研究で、エストラジオール濃度と全身的な関節弛緩度が排卵期に高くなることが示されている。

・靭帯の弛緩に影響を与えるホルモンはエストラジオールに加え、リラキシンも靭帯の硬さを変化させることが分かっている。
妊娠していない女性では、リラキシンは月経周期の卵胞期および黄体期に検出される。
ある研究では、膝蓋腱の硬さの低下と血中リラキシン濃度の上昇が関連することが示された。
また、前十字靭帯断裂のあるアスリートは断裂のない選手よりも血清リラキシン濃度が高いことを観察した研究もある。

・筋力、固有感覚、神経筋制御の変動も観察された。
ある研究で、排卵期における筋力の上昇が観察され、エストラジオールは筋力と密接な関係があることが示唆されている。エストロゲンはミオシンとアクチンを結合させ、筋収縮を改善することで骨格筋の本質的な質を向上させているようだった。
一方、卵胞期と排卵期は神経筋制御が劣ることがわかった。この知見は、エストラジオールのピークによって大腿四頭筋の筋力が増大し、筋弛緩時間が短縮することで筋疲労が増大することで説明できる可能性がある。

・エストロゲンまたはプロゲステロンが中枢神経系に影響を与える結果、神経筋リクルートメントにマイナスの影響を与える可能性があることを確認した研究もある。

・黄体期における肩の固有感覚の減少を発見した研究もあるが、このテーマに関する研究が不足しているため類似研究と比較することはできなかった。

結論
月経周期中のホルモン変動は、特に排卵期の傷害リスク(特に膝関節と肩関節)の上昇に関係しているようだ。
弛緩性、神経筋制御、筋力は月経周期中に振動し、これらの振動は排卵期にピークを迎え、エストロゲンのピークと重なる。女性の体は常にホルモン変動に適応する必要があり、その結果受傷リスクが高くなる。
このテーマに関する科学的な証拠の欠如は顕著で、上記の仮説を検証するためにさらなる研究が必要

Filed Under: Chiropractic, Sports & Athletes, Woman's Health Tagged With: スポーツ障害, 女性アスリート

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

全身性疾患としてのFrozen Shoulder(四十肩)

2025年10月27日 By office-k

四十肩(Frozen Shoulder; FS)は関節包炎(adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩甲上腕関節における進行性の痛み、こわばり、可動域の制限を特徴とし、主に肩関節関節包の肥厚、線維化、慢性滑膜 […]

乳がん手術後の化学療法中の体組成分析と身体活動およびQOLの関連

2025年10月25日 By office-k

乳がんは世界的に女性において最も頻繁に診断される悪性腫瘍だが、予防および治療の進歩により生存率は著しく改善しており、先進国では早期発見が増加している。局所限局期乳がんにおける5年相対生存率はおよそ99%に達し、治療を完了 […]

スポーツ障害:腱障害における代謝因子

2025年10月24日 By office-k

スポーツ腱障害は様々な競技のアスリートに影響を与え、慢性化すると従来のリハビリテーションアプローチに抵抗を示すことが多い。従来の腱障害マネジメントは、制御されている伸張負荷が適応的組織リモデリングを促進するというメカノバ […]

筋パフォーマンス、筋酸素化、および運動後の回復に対する口呼吸vs鼻呼吸の効果

2025年10月22日 By office-k

運動中の筋パフォーマンスは、筋組成(線維タイプ、サイズと長さ、構造、筋束羽状角など)、筋脂肪組織、代謝供給、インスリン感受性、神経筋活性化、および筋酸化的能力など、多数の要因に依存する。 骨格筋代謝を支えるさまざまな経路 […]

慢性頭痛患者における頸部筋機能および圧痛に対する筋力トレーニングの効果

2025年10月20日 By office-k

一次性頭痛の病態生理には筋圧痛(MT)が関与している。MTの増加はより高頻度の頭痛発作と関連づけられているが、この感度増加を駆動する根底にあるメカニズム、およびそれを軽減するための最も効果的な戦略は完全に解明されていない […]

©2018 Office-k All rights reserved