Astym、レーザー療法、靴の中敷、ショックウェーブ、レーザー療法といった理学療法は、アキレス腱症の治療において付加的効果はない可能性。
慢性アキレス腱症の治療において、物理療法(PMEE)がエキセントリックエクササイズ(EE)に比べ利点がないというメタアナリシス。
・慢性アキレス腱炎は、痛みと機能障害を臨床的特徴とする一般的な腱疾患。
・慢性関節炎患者のVISA-A、NPRS、負荷誘発性疼痛の改善において、エキセントリックエクササイズと組み合わせた物理療法は、エキセントリックエクササイズ単独よりも臨床的に優れていない。
・エキセントリックエクササイズ単独は、適切な負荷を与えられれば、難治性慢性関節炎患者に有効。
システマティックな文献レビューにより、慢性アキレス腱症の治療において、PMEEとEE単独の比較を可能にする8つの論文(6404件のうち)を同定。
Victorian Institute of Sports Assessment Achilles Tendinopathy(VISA-A)、Numerical Pain Rating Scale(NPRS)、負荷誘発性疼痛(NRS)の平均値と標準偏差を抽出
メタ解析の結果、PMEEとEEは4週間および12-16週間にわたる負荷誘発性疼痛(NRS)および数値疼痛評価尺度(NPRS)の点で有意差は認められなかった。