新型コロナウイルスに対する日本政府の対応を見ていてどこか既視感のようなものを感じると引っかかっていたのだが、開高健氏の「パニック」で描かれた世界だった。
1957年の作品だが、役人の危機管理能力は現在も当時から変わっていないように思える。
そしてこれからも未来永劫変わることは無いだろう・・・
「過剰に心配する必要はない」
現時点で「重症化する人が限られている」「致死率が低い」こと、また
不顕性感染者がほとんどで日本では大した拡大を見せていないこと、統計的な数字を理由に一部の医療従事者には今回の事態を軽視する向きもあるようだ。
しかし、ウイルスの変異体が生まれる恐ろしさを甘く見ているといつか日本も手痛いしっぺ返しを食らうだろうと自分は予測している。
ウイルス感染症は対応を間違えば本当に恐ろしい事態に直結するのは歴史が証明している。
またグローバル化の負の側面として今回の感染拡大を捉えて、法律や体制を早急に改善するべきだと思うが・・・あまり期待できないかもしれない。
ここ数日の印象では、コロナウイルスのパンデミック自体をご存じない方もまだいらっしゃる。
当院にお越しの方にはお帰りの際に一言添えることは忘れないでおきたいと思っています。
P.S
風疹もインフルエンザも子宮頸がんもどうかワクチンの接種を。