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加工食品摂取と乳がんリスク

2023年9月7日 by office-k

乳がん罹患率が増加の一途をたどっている。

乳癌リスクの増加には、飲酒、肥満、座りがちな生活習慣、癌の家族歴、外因性ホルモンの摂取、出産や授乳の未経験など複数の危険因子が関与している。
上記の危険因子とは別に、食事因子も乳癌の一次予防のための重要かつ修正可能な危険因子として認識されている。

この10年間で、高所得国の食生活は超加工食品(UPF)の消費を劇的に増加させる方向にシフトしてきた。UPFは一般的にすぐに食べられて、非常に食べやすく、安価で、エネルギー密度、加糖、食塩、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸が高く、食物繊維、タンパク質、ビタミン、微量栄養素が低い。
現在UPFの世界的な消費量は急速に増加しており、イギリスとアメリカではUPFが1日の摂取カロリーの50%を超える。
UPFの大量摂取が過体重・肥満、2型糖尿病、がんに及ぼす影響について注目が集まっており、数多くの研究が試みられている。

一方で、食品加工の程度と一般的ながんリスクとの関係についてはほとんどしられていない。

また、UPF消費量と乳がんリスクとの間の用量反応関係を評価したメタアナリシスはまだない。

リンクの研究は、乳がんに対するUPF消費の影響を評価するために包括的な系統的レビューとメタ解析を実施したもの。

結果
全体で462,292人が参加した6つの論文が対象。
UPFの最も低い消費量と比較して、最も高い消費量は乳癌のより高いリスクと関連していた。
線形用量反応分析では、UPF消費量が10%増加するごとに乳癌リスクが5%上昇することが示された。
サブグループ解析では、症例対照研究においてUPF消費は乳がんリスクと正の相関が示唆された。
サンプルサイズ<5,000のサブグループでも、UPF消費と乳がんリスクとの間に有意な正の相関が認められた。

Association between ultra-processed food consumption and risk of breast cancer: a systematic review and dose-response meta-analysis of observational studies


・UPFの消費量と乳がんリスクとの関係を評価した最初の用量反応メタ解析。

・UPFの高消費が乳がんリスクの上昇に関連することが観察された。食事中のUPFが10%増加すると、乳癌リスクは5%増加した。UPF消費量が多いほど乳がんに有害な影響を及ぼす可能性があるという先行研究の知見を支持するものである。

・加工肉、ファーストフード、砂糖入り飲料、人工甘味料入り飲料の摂取量が多いほど乳がんリスクが上昇すると報告した過去のメタアナリシスと一致した。

・他のメタアナリシスでは、UPF摂取量と大腸がん、乳がん、膵臓がんなどいくつかのがんリスクとの間に一貫して有意な相関があることが示された。

・この研究にはより多くの原著論文が含まれ、複数のタイプのメタ解析(UPF消費量の最高値と最低値のカテゴリー、線形用量反応解析)が行われたため、より正確で安定したエビデンスが得られた。

・UPFの消費は乳がんの危険因子として知られる過体重・肥満や腹部肥満のリスク上昇と関連している。また、高い血糖反応と低い満腹効果にも関連している。

・36のコホート研究を対象としたメタアナリシスでは、血糖値および糖負荷と乳癌リスクとの間に正の関係が示されている。

・UPFの摂取が乳癌に及ぼす有害な影響は、新鮮な野菜や果物、豆類、全粒穀物の摂取量の減少に一部起因している可能性がある。食物繊維摂取量は乳癌リスクと逆相関することが報告されており、野菜や果物にはビタミンCやカロテノイドなどの抗酸化物質が豊富に含まれている。抗酸化物質は活性酸素を中和し、フリーラジカルによる発がん性を予防する可能性がある。

・炭酸飲料がUPFの主成分である。過去の研究で、砂糖入り飲料の多量摂取は乳がんリスクを高める可能性が示されている。

・UPFには乳がんの進行に関与する可能性のある食品添加物がいくつか含まれている。二酸化チタン(TiO2)は、より良い食感と抗菌性を提供するために美白剤として、または食品や飲料と接触する包装に使用されている。WHOとIARCは、酸化チタンを「ヒトに対しておそらく発がん性がある」(グループ2B)と評価している。

・食品加工の過程、特に高温加熱や押し出し法では超加工製品にアクリルアミドのようなネオフォーミング汚染物質が発生する可能性があり、IARCはこれをグループ2Aの発がん性物質(ヒトに対しておそらく発がん性がある)と分類している。

・UPF摂取による発がん性は、加工肉を高温で調理する際の変異原性化合物、例えばヘテロサイクリックアミンに起因する可能性がある。

・UPFは通常、フタル酸エステル類やビスフェノールAなどの合成物質で包装されている。フタル酸エステル類は、食品の保存、包装、接触材料に一般的に使用されている内分泌撹乱化学物質であり、UPF消費量が多いほど尿中のフタル酸エステル類の濃度が高いことが十分に立証されている。
デンマークの研究では、高レベルフタル酸ジブチル曝露(累積10,000mg以上)が、エストロゲン受容体陽性乳がんの発生率の約2倍上昇と関連していることを明らかにした。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

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