椎間板変性に伴う慢性腰痛に対する腰椎固定術と非手術療法の有効性と安全性を評価したメタアナリシス。
Is Lumbar Fusion Necessary for Chronic Low Back Pain Associated with Degenerative Disk Disease? A Meta-Analysis
腰椎固定術は、長期的には追加手術率が低く、合併症率が高くなる以外は短期・長期ともにOswestry障害指数および腰痛・下肢痛に対する視覚的アナログスケール得点に関してほとんど差がないことが示された。
このメタアナリシスでは、短期・長期いずれの追跡調査においても固定術は非手術療法に比べ、痛みと障害のアウトカムの点で優れていないことが明らかになった。
臨床医は、固定術に伴う合併症のリスクと、非手術療法後の追加手術のリスクを比較検討する必要があると結論。