Is Arthritis Relief as Close as Your Spice Rack?
WEBMDで興味深い記事を見つけた。
ターメリック(クルクミン成分)が関節炎の痛みを和らげる可能性を示唆。
変形性膝関節症は膝関節のクッション機能を果たす軟骨がすり減り、痛みやこわばり、可動域の減少などの症状が現れることを指します。
当院にも軽度~中度の膝関節症の方が進行の遅延とペインコントロールのためにトレーニングとカイロプラクティックにお越しになっています。
今まで担当させていただいたケースを振り返ると、軽度の場合はトレーニングによる関節構造の強化と神経伝達の改善は進行の遅延とペインコントロールに非常に有効であると思います。
話が少し逸れてしまいました。記事の内容は、
オーストラリアのタスマニア大学メンジーズ医学研究所のベニー・アントニー氏は、変形性膝関節症の治療にウコンが「選択肢の一つとして考えられる」と述べ、 ウコンの抽出物がプラセボよりも優れた痛みの緩和効果を示すことを明らかにした。
膝関節症の患者は、アセトアミノフェン(Tylenol)、イブプロフェン(Advil、Motrin)、ナプロキセン(Aleve)などの市販の鎮痛剤をよく服用するが長期に渡って使用すると、心臓病や腎臓病のリスクが高まると言われているため、疼痛管理の専門家であるHouman Danesh博士は、「他の選択肢を持つことは重要である。」と述べている。
また、関節炎の患者が何を摂取するかが重要であるとし、ウコンやその抽出物は抗炎症作用があると考えられているが、揚げ物や加工度の高い炭水化物など、炎症を促進するような食事を続けている人は、ウコンを摂取しても効果が得られない可能性があると博士は述べている。
研究では痛みの改善には効果があったものの関節腔内の腫れや膝の軟骨の組成など、MRIによる関節構造の検査結果には明確違いは見られなかった。
ダネッシュ氏のアドバイスはエキスではなくウコンそのものを試すというもので、ウコンの効果を高める黒コショウを加えることも勧めている。
また、ダネッシュ氏も膝の痛みを和らげるために臀部の筋肉を鍛えて活性化させ、バランスのとれた歩き方をするような運動プログラムが有効だと述べている。
ポイントであるPUFA(脂質)の除去、は私も非常に合点がいくところで筋骨格系の症状に深く関連している思う。
今後そのあたりもまとめてブログに書きたい。
膝関節でお悩みの方はウコンと黒コショウ試してみてください。