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You are here: Home / a day in the life / アブラナ科植物由来物質の抗炎症、抗酸化、皮膚再生能

アブラナ科植物由来物質の抗炎症、抗酸化、皮膚再生能

2022年7月10日 by office-k

現代では、男女問わず美容の観点から皮膚の状態に気を使っている方は多いだろう。

皮膚は人体最大の臓器であり、腸-皮膚軸など多くの要因が皮膚の完全性に影響を与え、微生物に対する防御や体温調節などの機能が低下すると疾病を引き起こす。
皮膚の病気は世界中で深刻な健康問題となっているが炎症プロセスが複雑で、完全な理解にはまだ至っていない。

皮膚疾患における回復過程は、炎症期、増殖期、組織リモデリング期に分けられる。
炎症過程が長期化するとマクロファージや好中球による炎症性メディエーター、フリーラジカル、活性酸素種(ROS)の過剰放出が起こり酸化ストレスが促進される。
炎症が大きいほど組織の酸化バランスが崩れる呼吸バースト、あるいはインフラマソームが誘発されるため、皮膚組織の良好な回復には炎症の制御が不可欠と考えられる。

アブラナ科は世界中に広く分布し、抗炎症作用、抗酸化作用、再生促進作用を有していることから、炎症性皮膚疾患や創傷の治療におけるアブラナ科植物の潜在的な有効性研究されている。

リンクのレビューは、PubMed-Medline、Scopus、Web of Scienceにおけるマウスモデルおよびin vitro研究から、アブラナ科に由来する化合物が炎症性皮膚疾患の治療や皮膚創傷治癒を促進する可能性を示したもの。

アブラナ科に存在するポリフェノール、テルペン、タンニン、カロテノイド、グリコシレートが抗炎症、治癒、抗酸化作用を発揮し、アブラナ科植物が皮膚の創傷治癒を促進し、炎症プロセスを抑制することで浮腫を軽減する可能性があることが判明。
主に創傷治癒、再上皮化、コラーゲン形成の促進、炎症性遺伝子の発現抑制に関連していた。

アブラナ科植物が示すNFκβ活性化経路の阻害は炎症性疾患の治療に新しい展望を開くかもしれない。

Anti-Inflammatory, Antioxidant, and Skin Regenerative Potential of Secondary Metabolites from Plants of the Brassicaceae Family: A Systematic Review of In Vitro and In Vivo Preclinical Evidence (Biological Activities Brassicaceae Skin Diseases)

アブラナ科植物の皮膚疾患における抗炎症作用の図

*In Vivo試験の特徴

・このレビューに含まれる研究では、主にマウス切除創傷モデルが使用された。
マウスにおける急性経口毒性および経皮毒性は雄よりも雌の方がより感受性が高いが、これは創傷治癒を評価する研究にとって重要な特徴で、炎症過程の研究においても本質的なこと。ラットの老化とともに分解される酵素の活性により、新しい血管の形成、創傷閉鎖、再上皮化、炎症過程の解消に影響を与えるからである。

・研究により、シロガラシまたはカラシナの種子は、急性および慢性炎症プロセスに有効な抗炎症剤で、TNF-α、IL-6、IL-1βといった炎症メディエーターのmRNA発現を抑制することがわかった。

・投与経路は局所投与が最も多く、次いで経口、腹腔内投与だった。

・この結果は、浮腫の研究において、炎症部位に直接局所投与することにより抗炎症活性の原因となる化合物と直接接触することで大きな局所効果が促進されることを示している。

・一般にアブラナ科を10%用量で投与したマウスは、創傷収縮率の増加、コラーゲン繊維の増加、細胞数の増加を示し、創傷治癒を早めることにつながった。
浮腫の研究では、125mg/kgから1500mg/kgの用量のアブラナ科抽出物は、マウスモデルにおける浮腫の発生を抑制し、抗炎症剤として作用した。

・ラットの炎症モデルにおけるフラボノイドの効果を試験した研究では、ケルセチン50mg/Kgおよび75mg/Kgを腹腔内注射することで、カラギーナン誘発性関節浮腫の有意な抑制を実証した。

*アブラナ科植物の植物化学組成とその抗炎症、抗酸化、治癒作用

・通常、炎症は有益で効率的なものだが、炎症の継続は組織に過剰な損傷を与え、炎症性疾患の発症につながる。アブラナ科植物の抗炎症作用は、炎症性細胞の浸潤抑制効果、炎症性遺伝子発現の遅延、TNF、IL-1、IL-6などのサイトカイン生合成の減少に起因すると考えられる。
in vivoにおける効果は、抗血小板凝集作用を持つ非ステロイド系抗炎症剤アスピリンに匹敵するものだった。

・アブラナ科植物に含まれる代謝産物のうち、上記の治療効果と関連する可能性があるのはフェノール化合物、特にフラボノイドで、ケールではケルセチンやケンフェロール。

・アブラナ科に含まれるフラボノイド(ケルセチン、カテキンなど)は、炎症に関与する細胞を調節し、TNF-αやIL-1の産生を抑制し、COX2などの酵素活性を調節し、一酸化窒素生成酵素を調節する。

・アブラナ科植物に含まれるフェノール化合物で重要なクラスはタンニンで、その作用機構は、金属イオン(鉄、銅、カルシウムなど)キレート、抗酸化およびフリーラジカル消去活性、タンパク質や多糖類といった高分子との競合という三つの性質と関連する。
ヒトの生体内では、抗酸化、防腐、瘢痕化、血管収縮に作用する。

・窒素化合物グループには、アルカロイド、シアノ配糖体、非タンパク質アミノ酸が含まれる。窒素化合物にはグルコシノレート(GSL)が含まれる。
GSLの作用として発がん抑制作用がよく知られているが、最近の研究では炎症反応の調節作用や抗酸化作用など他の有益な作用も確認されている。

・アブラナ科は優れた抗酸化剤として働き、ミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性レベルを低下させ、炎症に関与する酵素の発現を抑制した。
例えば、ブロッコリー抽出物のビタミンC、ケルセチン、ケンフェロール、ルテイン、トコフェロール、β-カロテンが活性酸素から保護することが研究で報告されている。

・アブラナ科植物に含まれるカロテノイドは、ルテイン、β-カロテン、ビオラキサンティン、ネオキサンチンが主で、抗酸化作用に関与する13-cis-β-カロテン、α-カロテン、9-cis-β-カロテン、リコピンも存在する。

・アブラナ科植物に含まれる二次代謝産物を分析し、抗酸化活性を示し、フリーラジカルや活性酸素種(ROS)からの保護、ひいては慢性疾患の予防に役立っていることを明らかにした。

・ブラッシカは創傷収縮を高めて迅速な再上皮化を促したが、これは高いポリフェノールとフラボノイド含有量による相乗効果に関連する考えられる。

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