
ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書) (日本語) 新書
久しぶりに胸を張って「一家に一冊」とおススメできる良書に出会った。
特に男の子のいるご家庭では常備しておいて間違いない。
1965年に日本銀行からルワンダの中央銀行総裁に赴任した著者の経済改革の物語。
経済改革の記録としても面白いが、男がいったん敷居をまたいだ後の男の在り方、生き方を著者・服部氏に突き付けられ息をのんだ。
仕事への姿勢
交渉の仕方
喧嘩の仕方
物事の見方・仕切り方
けじめのつけ方
etc
読んでいる最中は、「男の仕事ってのはこういうもんだよ」と諭されているようだった。
20代のころにこの本に出合っていたらその後の人生変わっていたかもしれない。
そう思うと一抹の哀愁は感じるが、40代の今、まだまだ自分を磨くのに遅くない時期にこの本に出会えたことに感謝したい。
これからの日本を担う高校生~20代の人たちにはぜひ手に取ってもらいたい。